文春文庫<br> アトムの心臓―「ディア・ファミリー」23年間の記録

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文春文庫
アトムの心臓―「ディア・ファミリー」23年間の記録

  • 清武 英利【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167922009
  • NDC分類 494.643
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【娘の心臓に残された時間はたった10年――】
生まれながらに心臓に疾患を持っていた娘は、医師から余命10年を宣告される。
何もしなければ、死を待つだけの10年。これを運命だと諦めるか、抗うか。
町工場を営む筒井宣政は、家族と共に「人工心臓をつくり、娘の命を救うという不可能」に挑むことを決意する。
筒井夫婦は人工心臓開発のための知見を集めるべく、日本のトップクラスの研究者が集う研究会や大学病院を訪ね歩き、東海メディカルプロダクツを設立。徐々に希望の光が見えてきたのだが――。

絶対に諦めない家族の途轍もない挑戦を描いた、実話をもとにした感動のノンフィクション。
 
2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開決定。

内容説明

心臓疾患を抱えた娘は、医師から余命10年を宣告される。町工場を営む筒井夫婦は、娘を救う術を探す。日本のトップクラスの研究者や大学病院を訪ね歩き、「人工心臓を作るしかない」と決意。その開発には、莫大な資金と技術力という大きな壁が立ちふさがっていた。諦めなかった家族が紡いだ奇跡を描く傑作ノンフィクション。

目次

筒井家の長女 奈美の証言から
1章 家族の肖像(柔道武蔵;父の告白;命のろうそくが短いのか;アフリカ日記)
2章 鉄の心臓を作って(「大丈夫だよ」;手術ができない;天国の門;「インビボって何ですの?」;意外な頑固者)
3章 鈍感であるが故に真っ直ぐ(鈍感開発力;カネが尽きた;仲間たち;未知の領域)
4章 馬の骨の執念(「できたぁ!」;背負って生きたい;「好きになるなよ」)
5章 遺されたもの(病室の団欒;クリスマスの灯り;旅立ち;十七万人の命)

著者等紹介

清武英利[キヨタケヒデトシ]
1950年宮崎県生まれ。立命館大学卒業後、75年に読売新聞社入社。社会部記者として警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社文庫)で第36回講談社ノンフィクション賞、『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社文庫)で第49回大宅壮一ノンフィクション読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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エピファネイア

85
最近仕事で先天性心疾患のことを少し学んでいる。そんな時出会った本。重度の心臓疾患の我が子を助けるために人工心臓の開発に本気で取り組んだ両親の実話。両親はプラスチックを成形する会社を営んでいたが医療業界とは全く無縁。成形技術だけを頼りに娘を助けるとの一心で無謀とも思える人工心臓開発に挑む。努力と執念に頭が下がる。今は出生後すぐに手術ができるが、当時は9歳になるまで正確な診断すらできなかったらしい。人工心臓こそ実現しなかったが彼らが開発したバルーンカテーテルは現在多くの心臓病の子供たちを救っていることだろう。2024/04/14

うえだ

3
事実を書くのは、書き手がどこまで書くかにかかってる。大泉洋の泣きの演技と違う。アトムのー、タイトルが全て。 2024/04/25

ドアラ

3
大泉洋主演映画が公開予定。私の地元名古屋、しかもご近所が舞台ということで手に取った一冊。町工場の社長が、自分の次女の心臓の難病の立ち向かって人工心臓の開発に取り組むノンフィクション。目標に向かって、あきらめず挑戦する父親の姿、父親や次女を支える妻や姉妹の家族愛。挑戦の中での偶然の出会い。感動場面の多い素敵なストーリー。映画も観てみたいと思わせる一冊。2024/04/16

Yasutaka Masuda

1
余命10年の娘を救うために、人工心臓の開発に挑戦する父親と家族の実話を描いている。この父親は、医療や科学の専門家ではない素人でありながら、無謀ともいえる難題に挑戦する。残念ながら、彼の人工心臓は成功しなかったものの、別の道で成功を収める。それは、日本人向けのバルーンカテーテルの開発。この技術と製品は発明のみに終わらず、事業としても大成功をおさめる。2024/04/19

のっぷ

1
人生は理不尽に満ちている。青く見える他人の芝を羨んでばかりではなく、自分の芝をせっせとメンテし、慈しむことが大事だよねぇ。2024/04/24

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