文春文庫<br> 鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿〈3〉極楽寺逍遙

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文春文庫
鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿〈3〉極楽寺逍遙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167921149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

鎌倉大仏付近の丘の上で撲殺体が見つかった。神奈川県警捜査一課の吉川元哉は、幼馴染で鎌倉署刑事課強行犯係の小笠原亜澄とまたしてもコンビを組まされる羽目に。殺されたのは美術館学芸員の鰐淵貴遙で彼はある美人画を熱心に研究していたという。関係者を訪ね歩く亜澄と元哉は絵画に隠された驚愕の真実へと辿り着くが…。

著者等紹介

鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒。2014年に『私が愛したサムライの娘』で第6回角川春樹小説賞を受賞しデビューする。同作で15年に第3回野村胡堂文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

35
★★★✮☆シリーズ作らしいが初読みでも特に問題は感じなかった。鎌倉署の女性刑事亜澄と、地元藤沢の幼馴染で県警本部の元哉は鎌倉美術館の学芸員鰐淵が殺された事件を追う。鰐淵の父親は高名な画家。若くして評価を得ないまま自殺した親友の画家から贈られた1枚の絵がタイトルの「極楽寺逍遥」。事件の真相はその絵に隠されていた。若き二人の画家が魅せられた一人の女性。真相も動機も納得のいく綺麗な纏まり。鎌倉案内にもなるし地図が欲しかった。過去作も読みたいかも。ただこの表紙はどうなんだろう?どんな読者を想定している?2024/02/07

よっしー

31
今回の事件の舞台は美術館。学芸員って、博物館で働いているイメージだったのですが、美術館にも配置されているんだと驚きました。一枚の絵を巡っての事件、今回は関係者も少なくシンプルに解決まで話が進んだ様にも感じ、読みやすかったです。この話に限らず…なのですが、誰もが目に出来る絵に秘密を隠す画家の能力、それを暴き出す人の慧眼って、凄いなと思います。想像力?観察力?洞察力?何が違うのだろう…。2024/07/01

22
さくさくと♪2時間ドラマにありそうな…。2023/12/01

しぇん

15
Kindle Unlimitedで。美術に関する知識と見る目は全くないので、長い台詞は目が滑りました、というか正直読んでなかったです。まぁ、なんとなく情熱ある人はそうなんだろうな、と納得。人徳ある人はすごいなというのと何となく改心した人も良かったのかな?と。いや、どうなんだろう?あと今の平塚きら作中の平塚は時代違うのかなと?2024/10/15

マカ

15
シリーズ第3弾。鎌倉美術館の学芸員が撲殺。被害者の父で画家が所有する絵画に隠された秘密が捜査を進めるうちに明らかになっていき、事件の真相へと導いていくことに・・・その事実になんとも言えないやるせないさが込み上げる。そんな中、いつも通りの幼馴染コンビがいい。2024/02/29

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