出版社内容情報
辺野古基地建設をめぐる国と沖縄県の関係に象徴される国と地方自治に関する現代的諸課題を憲法、行政法的視点から総合的に考察。
目次
第1部 地方自治の基本問題をめぐる規範的秩序(真の地方自治の実現に向けて―分権改革の限界を超えて;複合危機(poly crisis)の中の法治主義と地方自治
憲法95条の住民投票手続の地方自治保障の意義と可能性 ほか)
第2部 個別行政領域における地方自治をめぐる規範的秩序(「デジタル社会」の「形成」と地方自治の再生―個人番号カードの「市民カード」化に即した考察;「地域共生社会」に見出される行政法の課題に関する一考察;地域空間形成における「参加」の位相―財産権と自治のはざまで ほか)
第3部 国の関与と自治権保障をめぐる規範的秩序(自治体の行政処分と国の「関与」の方法―逆情報公開訴訟を素材として;法定受託事務に対する国の行政的関与の法的検討―「黒い雨」被爆者健康手帳交付事務を事例として;自衛官等募集事務への自治体協力 ほか)
著者等紹介
榊原秀訓[サカキバラヒデノリ]
南山大学教授
本多滝夫[ホンダタキオ]
龍谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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