文春文庫<br> 「司馬さん」を語る―菜の花忌シンポジウム

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文春文庫
「司馬さん」を語る―菜の花忌シンポジウム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167920036
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報


2023年は司馬遼太郎生誕100年!

司馬さんが好きだった花に由来する〈菜の花忌〉。司馬作品にちなんだテーマで、パネリストたちが自由に意見交換をするシンポジウムは、司馬作品のさらなる魅力を見出す場として、定着している。

過去25回の中から17回分のシンポジウム、3本の講演を編んだ、文春文庫オリジナル。新たな気づきを与えてくれる貴重な記録。

目次抜粋)
「竜馬と司馬遼太郎」井上ひさし・檀ふみ・永井路子・松本健一/「二十一世紀に生きる君たちへ」安藤忠雄・井上ひさし・養老孟司/「司馬作品の輝く女性たち」田辺聖子・出久根達郎・岸本葉子/「『坂の上の雲』と日露戦争」篠田正浩・黒鉄ヒロシ・松本健一・加藤陽子/「3・11後の『この国のかたち』佐野眞一・高橋克彦・赤坂憲雄・玄侑宗久/「『関ケ原』--司馬遼太郎の視点」原田眞人・葉室麟・伊東潤・千田嘉博/「土方歳三と河井継之助--『燃えよ剣』『峠』より」小泉堯史・黒川博行・星野知子・磯田道史/「『胡蝶の夢』--新型コロナ禍を考える」澤田瞳子・澤芳樹・村上もとか・磯田道史

講演)福田みどり・養老孟司・沢木耕太郎

内容説明

司馬さんが好きだった花に由来する菜の花忌シンポジウム。親交が深かった人・作品を愛する人たちが、パネリストとして“司馬さん”を語ってきた。「褒め上手で落ちこぼれに優しい」「作品の魅力は“共感性”」「時代を切り開きたい竜馬、古い時代と美しく滅びたい土方を、同時期に描いている」―新たな気づきを与えてくれる貴重な記録。

目次

第1章(私たちの司馬さん(安野光雅;井上ひさし;姜在彦)
竜馬と司馬遼太郎(井上ひさし;檀ふみ;永井路子;松本健一)
二十一世紀に生きる君たちへ(井上ひさし;安藤忠雄;養老孟司) ほか)
第2章(司馬作品の輝く女性たち(田辺聖子;出久根達郎;岸本葉子)
『街道をゆく』―この国の原景(井上ひさし;緒田玲子;佐野眞一)
『坂の上の雲』―正岡子規とその時代の明るさ(中村稔;篠田正浩;安藤忠雄;関川夏央) ほか)
第3章(この時代の軍師―『播磨灘物語』から考える(磯田道史;松本健一;諸田玲子;和田竜)
乱世から乱世へ―『城塞』から考える(安藤忠雄;伊東潤;磯田道史;杏)
『関ケ原』―司馬遼太郎の視点(原田眞人;葉室麟;伊東潤;千田嘉博) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

22
「菜の花忌シンポジウム」の様子をまとめた一冊。早い話が司馬さん好きの著名人が司馬さんをテーマにおしゃべりしている内容で、司馬好きとしてはその中に混じりたくなる。ただ、一部司馬小説を史実と思い込んでいる方が居たようで同席してた磯田道史氏が心の中で失笑してるんじゃないかと伺わせる様子もチラホラ。更に司馬信者からすると「峠」と「関ヶ原」の映画監督はどの面下げてここに来たんだと思わざるを得ない。それでも間に差し込まれたみどり夫人の手記は感動ものでこれだけでも一読の価値あり。2023/03/08

てん

19
今年は司馬遼太郎生誕100年の年だそうだ。司馬さんが亡くなった翌年から始まった菜の花忌シンポジウムの内容をまとめている。ぱらぱらと立ち読みして面白そうだと軽い気持ちで読み始めた。読み終わったら、司馬作品を矢も楯もたまらず読みたくなるだろうと思っていた。果たしてその通りになっているが、一方で、それ以上に骨のある内容が語られていおり、震災とその後や世界での戦争など、現在を予言したかのようだ。戦争に対する思いや、「みっともない日本人」「日本は美しい停滞でいかねば」というような言葉は、いま読むと怖いくらいに重い。2023/03/16

ランラン

12
司馬遼太郎記念館へは何度か足を運びました。その司馬さんの邸宅の周りには雑木林が茂り、花が咲いていました。この庭を見ながら執筆活動をしてきたことを想像すると司馬さんの温かみをなぜか感じることができました。毎年行われているシンポジウムで多くの著名人が司馬さんの作品を語っていますが、司馬さんの偉大さを改めて知ることができました。2023/09/23

時代

12
菜の花の忌シンポジウムで語られた司馬作品を巡る様々な思い出。それぞれに愛があって温かい。また司馬作品に触れてみようと思う◎2023/03/18

鬼山とんぼ

10
これはよい本だ。巨大な存在である司馬遼太郎を再確認させるもので、ファンを自認する者なら必読と言える。死後26年になるが毎年これ以上あるまいと思える贅沢な論客で記念対談会が開催され、各人深掘りした考察や感想が紹介され、納得したり、司馬さんの思考や策略に唸らされたり、既読作品であればたちどころに蘇り、自分の読み違いに気付いたりと脳内が大忙しである。30年前に相当量読んだが要再読あるいは未読つぶしをすべきものもかなりあると悟らされた。少しずつ進めるしかないな。2024/06/26

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