出版社内容情報
小柳 ちひろ[コヤナギ チヒロ]
著・文・その他
内容説明
終戦直後、満州や樺太などにいた60万人近くの日本人がソ連によって連行された「シベリア抑留」。その中に女性捕虜が存在したことは、長く歴史の陰に埋もれていた。初めてその女性たちの声をつぶさに拾い上げ、数々の賞を総なめにしたNHKドキュメンタリー番組の女性ディレクターが綴るノンフィクション。
目次
第1章 シベリアに女性がいた
第2章 従軍看護婦たちの満州
第3章 シベリアへ
第4章 なぜシベリアに送られたのか
第5章 長引く抑留
第6章 “女囚”
第7章 帰国
第8章 帰らざるアーニャ
著者等紹介
小柳ちひろ[コヤナギチヒロ]
ドキュメンタリーディレクター。1976年秋田県生まれ。同志社大学卒業後、映像製作会社テムジンに入社。2008年よりNHK「戦争証言プロジェクト」に参加し、「引き裂かれた歳月 証言記録 シベリア抑留」(2010年放送文化基金賞優秀賞受賞)、「三つの名を生きた兵士たち―台湾先住民“高砂族”の20世紀」(2012年ギャラクシー賞テレビ部門選奨他)、「原爆救護 被爆した兵士の歳月」(2016年ATP賞グランプリ他)などの作品を製作する。戦争の時代に生きた女性たちに焦点を当てたドキュメンタリーとして、「女たちのシベリア抑留」(2014年文化庁芸術祭賞優秀賞他)、「NHKスペシャル女たちの太平洋戦争 従軍看護婦激戦地の記録」(2015年放送文化基金賞 奨励賞他)、「サハリン残留 家族の歳月」(2017年ギャラクシー賞テレビ部門選奨)、「戦争花嫁たちのアメリカ」(2019年ATP賞優秀賞)を製作。2015年度放送ウーマン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
奏市
Meme
JADE
もっぱら有隣堂と啓文堂