出版社内容情報
憂国の研究者グループが、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的研究に基づき検証。韓国に蔓延する「嘘の歴史」を指摘する。
内容説明
「日本の警察が朝鮮の農民を即決銃殺刑にした」「少女を慰安婦にするため強制連行した」。数々の歴史の「嘘」にもとづく歪んだ教育が積み重ねられた結果、韓国の人々は反日に駆られている―。日韓関係の悪化を憂慮する韓国の研究者らが自らの良心に従い、慰安婦や竹島等の問題を実証的に検証した憂国の書。
目次
第1部 種族主義の記憶(荒唐無稽『アリラン』;片手にピストルを、もう片方には測量器を;食糧を収奪したって? ほか)
第2部 種族主義の象徴と幻想(白頭山神話の内幕;独島、反日種族主義の最高象徴;鉄杭神話の真実 ほか)
第3部 種族主義の牙城、慰安婦(我々の中の慰安婦;公娼制の成立と文化;日本軍慰安婦問題の真実 ほか)
著者等紹介
李栄薫[イヨンフン]
ソウル大において韓国経済史研究で博士学位を受ける。韓神大、成均館大を経てソウル大経済学部教授に就任。定年退職後は、李承晩学堂の校長として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Y2K☮
35
名著。いつか韓国内部からこういう声が挙がると確信していた。慰安婦の章は日本人も読むべき。当たり前だけど日本独自の制度ではない。性病予防や給与面、借金完済後の解放も含め、他の国と比べて非人道的なやり方を採ったわけでもない。「軍の関与があった=強制連行」という短絡的な連想の誤りも、本書は理詰めで正している。独ソ戦で生じた一般市民への強姦の惨劇を知れば、慰安婦の果たした役割に対して自ずと頭が下がる。韓国政府はいつまで彼女たちに甘えるのか。国内の支持率回復と国際交渉の道具にし続けることでむしろ名誉を損なっている。2022/06/10
金吾
18
◎事実に立脚して論を尽くすという信念に歴史学者としての誇りを感じます。日本でも同じでイデオロギーや結論ありきの人は学者にはむかないと思います。このような本を韓国で出版したことに尊敬の念を持ちます。2025/06/20
Pure
12
韓国人は嘘つきである、韓国では詐欺が多い、等々最初からビックリの内容。韓国の反日感情は、嘘に基づいた反日種族主義教育のせい。強制労働、強制連行された慰安婦、日本の賠償責任など、どれも無い。これが真実なのかにわかには信じられないが、全てが戯言というわけでも無さそう。というよりも、真実である蓋然性が高そうである。単なる親日というのではなく、真実に基づく教育が普及することを望む。2024/12/01
九曜紋
8
「反日」を国是とする韓国において、親日的学問成果を発表することは社会的死を意味するだろうが、著者は怯まない。日韓両国間ののホットイッシューである、慰安婦問題、徴用工問題、竹島領有権問題等、史料第一主義に徹し、韓国側の主張を斥ける。歴史学者としての良心と知的誠実さに感服する。2022/03/11
Mark X Japan
6
この様に、自分の国の間違いに気付くことは大事です。☆:4.02022/05/23