出版社内容情報
五年前、博奕打ちの貸し元を殺して逃げた伊佐吉が、江戸に戻ってきたらしい。男は何故、戻ってきたのか? シリーズ第十二弾。
内容説明
五年前、博奕打ちの貸元を殺して江戸から逃げた男が戻ってきたらしい。伊佐吉というその男は、貸元の舎弟たちにも追われていて、見つかればなぶり殺しに遭う危険もあった。報せを聞いた久蔵は、伊佐吉を捕まえるべく、探索を命じるが、どうやら凶状持の男には、恋仲になったおみよという女がいたらしい…。シリーズ第十二弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時代劇を中心に、監督、脚本家として多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
141
シリーズ第12弾。久しぶりの藪十の長八が元気そうで良かった。向島のご隠居も健在で嬉しい。が、与平の様子が気になるところ・・今回も4話どれも皆の頑張りを安心して読める。厳しさと優しい眼差しの剃刀久蔵。好きなシリーズだ。2021/12/19
やま
79
南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵こと「剃刀久蔵」は、普通は温和な人物だが、悪党に対しては情け無用の冷酷さを秘めている。その久蔵が悪を裁く物語です。 長年読んでいるために、物語に出て来る秋山久蔵、妻の香織、息子の大助、同心・神崎和馬、先代柳橋の弥平次などの登場人物が頭の中に入っていて、物語の組み立ても馴染みがあり安心して読めます。此度は、凶状持、守り神、和泉橋、目利き、の短編4話からなっています。 シリーズ12作目。2021.08発行。字の大きさは…大。2022.02.06~08読了。★★★☆☆2022/02/08
真理そら
52
安定の心地よい読後感。今回は「粋ななりの年増」が1人も登場しなかったので男臭い雰囲気だった。2021/12/10
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- 和書
- こころのどこかに。