内容説明
ソーシャル・インクルージョンと教育はスペクトラム(連続)だ。かつて糸賀一雄さんが言った「この子らを世の光に」は今、実現できているのだろうか。人が人との関わり合いの中で人格を豊かに発達させていくことと社会を豊かにしていくことは、つながっている。本書に描かれた現場の泥臭い日々から、インクルーシブ発想の起点は見えてくる―。
目次
第1章 僕とインクルーシブ(ヨコちゃんがきた!;僕のインクルーシブ発想;インクルーシブ風応援の初体験;養護学校がインクルードできない子;融合したい側の事情;プロの葛藤―セパレートとエクスクルージョンの世界にて)
第2章 インクルーシブ障害(障害の在処;それでも発達を保障する;原点回帰;インクルーシブへの道行)
第3章 ソーシャル・インクルージョンとインクルーシブ教育―対談 高原浩×青山新吾(「インクルーシブ障害」という構造;特別支援教育、福祉のプロとしての立ち位置;サイエンス、アート、テクノロジー;追及すべきものは、人づきあい;個を伸ばすこととインクルーシブ;スーパーバイザーとスーパーバイジー)
著者等紹介
〓原浩[タカハラヒロシ]
1968年横浜市生まれ。1991年明治大学を卒業後、知的障害者の入所施設に指導員として入職。その後、民間の療育訓練・相談機関、無認可企業内作業所、授産施設、入所施設等で、障害児者と生活・学習・就労の場面における支援現場経験を積み重ねる。現在、板橋区成増にある就労移行支援事業所・就労継続支援B型事業所「ftlビジネス・スクール/ビー・ワーク」の施設長・サービス管理責任者として勤務。現場で支援をする傍ら、2008年にNPO法人フュージョン・サポートを立ち上げ、企業、成人施設、児童施設、学校、保育園などの支援者や先生を対象とした研修を引き受け、現場の支援力量を上げるために活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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