出版社内容情報
守一は父や兄のように漁に一生をかけ、カツオ船に乗り込んだ――。激動の時代を生き抜いた男の一代記。「仙河海」シリーズ集大成。
内容説明
三陸海岸の入り江にある港町「仙河海」で生まれた守一は父や兄に憧れ、漁師になることを夢見ていた。だが戦争が始まり、守一が乗っていたカツオ船は海軍に徴用される。グラマンの機銃掃射で船は大破し、父は漁師を引退、守一は兄を失うが…。大正~昭和の三陸で逞しく生きた人々と日常を描いた感動巨編。
著者等紹介
熊谷達也[クマガイタツヤ]
1958年、宮城県仙台市生まれ。1997年『ウエンカムイの爪』で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。2004年、『邂逅の森』で山本周五郎賞、直木賞をダブル受賞。宮城県気仙沼市をモデルとした架空の町「仙河海」が舞台のシリーズを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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