出版社内容情報
東京地検特捜部・冨永真一検事は、初の女性総理候補・越村みやび厚労相の、サービス付き高齢者向け住宅をめぐる疑獄を追うが――。
内容説明
特捜検事・冨永真一のもとに、初の女性総理候補、越村みやび厚労相に関する情報提供者が現れる。超高齢社会に突入する日本。福祉行政の隙間で利権を狙う者、政界の権謀術数、ぶつかり合う検事と記者それぞれの正義。息もつかせぬ物語の結末は!?『コラプティオ』『売国』に続く「権力と正義」シリーズ第三弾!
著者等紹介
真山仁[マヤマジン]
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー。07年にNHK総合土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大きな反響を呼ぶ。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえちゃん
11
特捜検事と記者が女性初の総理大臣候補の賄賂について追いかける。息もつかせぬってことはなかったかな。2020/05/29
ライアン
7
そうか、売国とコプラティオの登場人物が出てくるのね。面白かったけど最後がもう少しスッキリしたらいいんだけどなー。続編に期待したいです。2024/01/24
りゆう
5
とても面白かった。ミステリー小説のような始まり方や、伏線の回収。視点がころころ変わっても破綻せず、多角的な展開。いつもながら、すっきりする終わり方ではないものの、考えさせられることが多かった。 まだ、日本では女性の総理大臣がひとりもいない。しかし、だからといって、早く女性の首相を立てるべきだと焦ったり、男性ばかりなのは性差別だと安易に言い切られたくはない。この人に日本の顔になってもらいたい、と皆が思える人が、女性の政治家のなかに将来現れたら、同性としても、嬉しいと思う。2022/12/18
わに
4
「権力と正義」シリーズ三作目。次期総理大臣候補と検事の話。若干陰謀論めいた本かなと手にとってみたけど、政治のパワーバランスだったり取材方法、出禁やらとてもリアルな感じでした。色んな所が有耶無耶に終わったのも、それもまたリアルだったのでとても面白かった。うーん、続きが気になる、次が読みたい。次があればだけども2020/05/18
terukravitz
4
★★★★★2019/12/09