出版社内容情報
磐音の父・正睦は城中での猿楽見物に招かれる。磐音の江戸での暮らしを思う正睦だが、おこん父子との対面の帰路、刺客に狙われて…。
内容説明
坂崎磐音の父で豊後関前藩家老の正睦は、日光社参の無事を祝って城中で催された猿楽に異例の招きを受ける。背景には、磐音と将軍家との交わりがあった。息子の江戸での暮らしに想いを馳せる正睦は、おこん親子との対面も果たしたが、その帰路、何者かに襲われる。それは、関前藩の新たな病巣を斬るときを意味していた―。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、“文庫書き下ろし時代小説”という新たなジャンルを確立する。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
102
日光社参が終わり、江戸にも普通の生活が戻ってきます。その間にも主人公の父親が郷里から出てきてその藩の獅子身中の虫を退治したり主人公がやっと婚約をしたりとさまざまな出来事があります。またうなぎ屋で修行している長屋の子供がいなくなったことから、盗賊がらみの話になり甲州から富士川を下ったりとさまざまな冒険で楽しめます。2019/09/13
とし
93
決定版 居眠り磐音「驟雨ノ町」15巻。鰻屋宮戸川に奉公している幸吉が失踪、南町年番方与力の笹塚孫一に強盗犯の親分の護送頼まれたり、備後関前藩の走狗を一掃したりと、今回も忙しい磐音さんでしたが、おこんさんとの仲が大進展の巻でしたね。2020/08/27
yamatoshiuruhashi
28
日光社参も終わり父親の関前藩家老も本国へ帰る。それまでの短い間に起こること、起こること。大変な毎日ですね。藩主の従兄弟である江戸家老からの攻撃を退け藩主自らの意思で粛清が行われる。父は無事に江戸を船出するのだが、その前に、おこんさんとの話を固めて...これでもあと40巻近くあるのですね。どの部分を膨らませていくのでしょうか。2019/09/16
ともくん
25
磐音は遂に奈緒のことを諦め、おこんと婚約。 その中で、江戸での長屋住まいの師匠の幸吉が、奉公先の鰻屋から消えた。 そして、南町奉行所の難事までも磐音の元へ持ち込まれる。 一難去っても、難事が磐音の元に舞い込んでくる。2024/09/18
RED FOX
14
「徳川家康は京の角倉了以に水量の豊かな富士川の開削を命じて、内陸の物資を」優しさが奉公修行の妨げになることを知り悩むイワネ。甲府から駿河湾への激しい船便を知る。江戸時代凄い。2022/01/30