文春文庫<br> ペット・ショップ・ストーリー

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文春文庫
ペット・ショップ・ストーリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167913021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ペットショップのオーナー・圭子は大の噂好き。ワケあり女の「私」は、圭子のもたらす情報から、恐ろしい現実を突きつけられて……。

内容説明

理由あって、都会から実家に戻った「私」は、年老いた母とペットのマルチーズと暮らしている。時どき立ち寄るペットショップの女主人・中山圭子は、犬や猫をあやしながら、さり気なく飼い主から話を聞き出すのが得意。圭子のもたらす情報が、「私」のどす黒い過去を甦らせる―。女が本当に怖くなる11の物語。

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞。2018年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワニニ

47
何だか知っているようなストーリーだなぁと思って読んでいたら、2005年刊行の『初夜』改題だったかー。“林真理子”と“ペット”に騙され(?)間違えて2冊も買ってしまったというのに、その上既読だったとは。オーマイガー。しかし、イマドキの人は読まないだろうな、林真理子。高度経済成長の上昇志向、バブル経験者だから分かる感覚、雰囲気に満ちている。そういった意味で、よく分かるし面白い。やはり巧みだ。女性の人生の機微が、痛いほどに凝縮された短編集。2019/07/22

くろにゃんこ

41
短編集。さまざまな女性。タイトルはその中の一つのお話であり、ペットショップを舞台とした話の数々ではなかった。すごいな~、怖っ!などこういう女性の心理描写は林真理子ならではだな~と感心しながらの読了。2020/02/17

なるみ(旧Narumi)

34
巻末の東村アキコさんによる解説(インタビューによるもの)が面白かったです。いろんな男女が描かれていた、林真理子ワールドが濃厚な一冊でした。2005年に「初夜」として出された短編集の改題し、2019年6月に新装版として出版されたのが本書だそうです。2019/07/10

ちょん

27
短編集ですが、不倫の話ばっかり‼️なんかヌメヌメした感じで途中から読むの飽きてしまった(笑)2020/09/20

アコ

25
11篇収録の短篇集。2002年刊『初夜』改題。アラフォー以上の中年女性を主人公としたものが大半。いずれも年相応に重ねてきたものや不倫など秘めてきた過去が物語のキーとなっている。そのためゾクッとする展開が多いけど、著者本にしては消化不良で後味が悪いものが多い。あっという間に忘れてしまいそう…。【解説:東村アキコ】2021/05/04

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