文春文庫<br> きれいなシワの作り方―淑女の思春期病

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文春文庫
きれいなシワの作り方―淑女の思春期病

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911973
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

初めての皺に白髪、通販の誘惑、自意識過剰とSNS、産むか産まないか、最後のセックス考…アラサー女子の愛おしくもイタい日々。思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…?

30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々――「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。

女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。



・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!

・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は来るのか?

・通販の罠にかかり、ネットのお洒落な店のサイトを見ている内に頭が沸騰。「この戦い、負けられない!」と早朝からPCに張り付いて予約に成功。気が付けば部屋は段ボール箱だらけ……

・年末年始もいつものコンビニでバイト。お一人さまの正月はいつもと違う空気感で嫌いじゃない。

・「バーに行こう!」と思い立ち、初めて一人で入った店が「シガーバー」……

・同世代の女性と会うといつも話す「産むか、産まないか」。「産まない派」と見せかけて「本当にそれでいいのか」と夜中に悶々とするわたし。期限は迫る。



「こんなこと気にして、自意識過剰で、馬鹿だなあ」と笑ってほしい、と著者(「文庫版あとがき」)。

時に、こんなことまで書いちゃっていいの? と不安にさせられる、芥川賞作家(「コンビニ人間」)の赤裸々エッセイ。

村田 沙耶香[ムラタ サヤカ]
著・文・その他

内容説明

皺は美しいと言いながら無駄に高いクリームを塗りこむ。自意識が邪魔をしてSNSに投稿できない。通販サイトを見るうちにヒートアップ、気がつけば家じゅう段ボール箱。初めて1人でバーに入ったらそこはシガーバー。迫りくる「産むか産まないか」問題―アラサー女子の愛おしくもイタい日々。芥川賞作家による赤裸々エッセイ。

目次

淑女の思春期病
きれいな皺のつくりかた
はじめての結婚願望
おしゃれの曲がり角
モテモテ老人ホーム
自意識過剰とSNS
大人のパンチラ考
「年齢に合ったいいもの」の謎
通販の誘惑
おひとりさまの年末年始〔ほか〕

著者等紹介

村田沙耶香[ムラタサヤカ]
1979年千葉県生まれ。小説家。玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース卒業。2003年、「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀作受賞。09年、『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞。13年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞受賞。16年、「コンビニ人間」で第155回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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absinthe

314
沙耶香様の日常が描かれる。『コンビニ人間』や『地球星人』の主人公からは想像もつかない面も持ちながら、あ、やっぱりと思わせる面を持つ。あの主人公とは繋がらないなと思わせながら、強い繋がりも感じさせる。こういう人なのにあの作品がか書けたのかと思いながら、こういう人だから書けたのかとも思う。そして変わった人だなぁと思いながら可愛らしい人だなぁと憧れる。2019/11/01

みかん🍊

98
読み始めて意外に普通の年相応の女性としてのお洒落や身体の衰えやちょっとした悩みに関するエッセイだとちょっと意外、後書きでananに連載されていたと知り成る程と思う、ついクレイジーな方の沙耶香さんを期待してしまう、しかし終盤はどうしてもらしさが出て吹き出してしまう所も、自意識過剰でまだ30代なのに老いを感じシワを気にするそして産むか産まないか論を考える女性らしいエッセイでした。2018/12/20

野のこ

83
体や心の変化のあれこれ。私はシワよりシミだから悩ましい(苦笑)ネットショッピングはしないし高級クリームも買わないけど村田さんのエッセイは肌に馴染む感じ(私だけ?)。益田ミリさんみたいな癒しも感じました。くすっとなる可愛らしさもある。結婚相手の「「なんか違う」の「なんか」は自分のなかで一番ほしいものだと思う」にはっとなりました。フラミンゴ柄のストールを買ったことを後悔している村田さん、私はフラミンゴ柄の日傘を金具のところが壊れかけてるのに15年以上使ってるので恥ずかしくなりました(笑)今年こそ替えどきー!2019/01/17

saga

60
自意識を持て余す三十路の著者のエッセイが面白い。本書読了直前に読んだ書評エッセイとは違って、30代独身女子の想い、迷い、悩みが素直に書き著されているのだ。性に対して赤裸々……と感じているのは読者のほうで、著者は普通に文章にしているのだと思う。『コンビニ人間』での「普通」に対する強烈な問いの根源は、著者に備わったバリアフリーな思考にあるのだろう。そんな彼女がどうして独身なのか? それは、相手の男性の要求に過剰に応えようとしてしまう自意識なんだろうな~2023/08/06

ユメ

55
私の中で悶々としていたあれやこれやが、「思春期病」という村田さんのひと言にぴたりと言い当てられ、すっと腑に落ちると同時に、すごく、すごく救われた。これまでにない身体や環境の変化を迎えれば、内面に葛藤が起こったり、他者の目が気になったりするのは当たり前。思春期に置いてきたはずの痛みや苦しみがぶり返す。「いい歳になったのに、思春期のままのように自意識過剰な私はおかしいのだろうか」と不安で仕方がなかったところに、「それはたくさんの女性が経験することだよ」と声を掛けてもらい、暗闇の中で一条の光を見たような思いだ。2018/12/20

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