文春文庫<br> 緊急重役会 (新装版)

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文春文庫
緊急重役会 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911768
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

歴史ある紡績会社に突如として勃発した社長対次期社長候補のお家騒動(表題作)はじめ、組織に生きる男たちの業を描いた佳品四篇。社長 VS. 次期社長最有力候補



歴史ある紡績会社に突如として起こったお家騒動。

予期せぬ平取締役への降格に激昂した専務は、

役員会で取った行動のために、更なる組織の罠に――(表題作)



誰もが「これはウチの会社のことかも?」と、役員の顔を思い浮べずにはいられない、社長を目指す男たちの人間ドラマ。

舞台は高度成長期の企業。男たちには、それぞれ戦争で受けた傷があり、それが翳となって、物語に奥行が出ています。

時代は変わっても、組織に生きる者の欲望は変わらないと実感できる、城山三郎の初期企業小説集。

初版から40余年の時を経て、新装版で登場です!



解説・楠木建

城山 三郎[シロヤマ サブロウ]
著・文・その他

内容説明

戦前から続く紡績会社。次期社長の呼び声が高い専務・恩地は検査入院中に社長らが仕組んだ緊急重役会によって平取締役に降格される。社長の椅子へ執念を燃やす恩地がはまった、さらなる組織の罠とは―(表題作)。高度成長期を舞台にしながら、現在に通じる日本の組織人の欲望を描いた傑作企業小説集を復刊。

著者等紹介

城山三郎[シロヤマサブロウ]
昭和2(1927)年、愛知県に生れる。海軍特別幹部練習生で終戦を迎え21年、東京商科大学(現・一橋大)入学。卒業後愛知学芸大学(現・愛知教育大)で景気論を講ずるかたわら書いた「輸出」で32年、第4回文學界新人賞を受賞。34年、「総会屋錦城」で第40回直木賞を受賞した。平成8(1996)年、第44回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

31
ちょいと重い話…。 これも人生か2022/02/13

こすも

15
初出から50年前後経った短編集の再発売。舞台は昭和の高度成長期。会社を引っ張る役員は戦争経験者、60代後半で同窓生の6割が鬼籍に入る。現代から見るとすっかり歴史教科書の中の出来事のように感じます。なのに、いまだに僕の属する世界は、この作品と同じようにリーダーが三角形の位置エネルギー型なんだよなあ。2018/12/29

takam

14
あとがきの楠木さんのコメントに集約されている通り、ここで描かれるのは昭和のサラリーマンの出世競争と男のプライドと嫉妬の物語である。城山三郎氏はノンフィクションでは無私の人物を描くことが上手だと思っていたが、昭和の社内抗争のようなものをフィクションで書く印象を持っていなかっただけに意外だった。昭和的なサラリーマンは女性をパトロンとして囲ったり、部下に嫌味を言ったり、嫉妬で会社を勝手に身売りしたりということに共感を得たのだろうか。それで共感を持ったのは高度成長期は安定したということなのだろうと思った。2020/02/16

米菓

7
短編ビジネス小説集。 書かれた時期が昭和37〜41年なので時代を感じる。2020/04/21

ミガーいち

6
昔から、仕事は大変。星32019/01/08

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