出版社内容情報
大企業の長時間労働を専門に取り締まる「カトク」に籍を置く城木忠司。働く人々を救うため、今日もブラック企業撲滅に奮戦する!「目標達成」と「働き方改革」の間で翻弄される日本のビジネスパーソンたち。
ブラック企業から人々を救え! 時代が待望した文庫書下ろし小説。
「カトク」とは、ブラック企業が社会問題化する中、大企業の違法な長時間労働を専門に取締る目的で、東京と大阪の労働局に作られた「過重労働撲滅特別対策班」の略称です。
主人公は、カトクの最年少監督官・城木忠司。ある過去の出来事がきっかけで、民間から労働基準監督官に転身した彼は、女性上司の村井真理班長の指導の下、今日もこの国の第一線で働く人々の苛酷な現実に誠実に向き合い、悩みながら奮闘します! 筆者は『狭小邸宅』はじめ、ブラック企業描写に定評のある新庄耕さん。すべての働く人必読の、文庫書下ろし長篇小説です!
【目次(取締対象)】
・プロローグ
・本気の味(ブラック住宅メーカー)
・彼の言い分(巨大広告代理店)
・きっと変わる(新興IT系企業)
・怪物が眠るとき(ブラック住宅メーカー社長)
新庄 耕[シンジョウ コウ]
著・文・その他
内容説明
大企業の過重労働を特別捜査する東京労働局「カトク」班の城木忠司は、今日も働く人びとのために奮闘する!ブラック住宅メーカー、巨大広告代理店、IT系企業に蔓延する長時間労働やパワハラ体質。目標達成と“働き方改革”の間で翻弄されるビジネスパーソン達を前に、城木に出来ることは?時代が待望した文庫書下ろし小説。
著者等紹介
新庄耕[シンジョウコウ]
1983年、京都市生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。リクルート勤務、ベンチャービジネスや肉体労働などの仕事を経て、2012年『狭小邸宅』で第36回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
ma-bo
いたろう
Yunemo
かおり
-
- 和書
- 青春ゲシュタルト崩壊