出版社内容情報
諸田 玲子[モロタ レイコ]
著・文・その他
内容説明
次郎長の死を境に世情は様変わり。戦争が始まり、けん自身にも驚天動地の出来事が襲いかかり、希望にあふれた日々は暗転。明治から大正へと激しく動く。忍苦を強いられる市井の人々、苦界の女たちや子供たちをけんは放っておけない。二十年前に姿を消した西洋医がなぜ清水に戻ったのか?次郎長の娘の恋の行方は。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
静岡県生れ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務を経て、翻訳、作家活動に入る。1996年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で第1回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。江戸ものシリーズほか、平安朝、戦国時代、明治、大正、昭和など多岐にわたる時代に題材をとった小説を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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