出版社内容情報
凄腕の殺し屋の手から標的を守れ。巧妙な計画で襲い来る敵の裏をかき、反撃せよ。護衛官を主役に立てた名手の傑作、文庫化。
内容説明
たったひとつのミスが警護対象者と自身の死につながる。敵は精妙な計画を立て、標的のスキを突く一流の戦略家だ。やつの狙いは何か。次なる襲撃への備えを固めながら、コルティは事件の源泉を探り、反撃の策を練りはじめる。これぞデイーヴァーの真骨頂!プロVSプロのゲーム性を研ぎ澄ましたノンストップ・サスペンス。
著者等紹介
ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー] [Deaver,Jeffery]
1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる
土屋晃[ツチヤアキラ]
1959(昭和34)年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
49
いったい首謀者は誰?それに雇われている殺し屋との決着はどうなる?警護官との手に汗握る攻防戦に読むスピードが思わず速まる。かなり危険な仕事にも関わらず、ボードゲームマニアの主人公は、犯人との攻防をボードゲームに置き換えて楽しんでいるようにも思える。よくよく考えてみると『24』みたいな展開。ジャック・バウワーばりにあちこち移動しまくり、あちこち電話しまくって、ちゃんと本部にはクロエ役の女性情報分析官がいてサポートしてくれるし。仕事はクールに決めて、家族に優しい主人公が魅力的。2018/02/21
panam1927
26
★★★☆☆2018/07/25
しゃお
25
下巻に入ると調べ屋が狙っている相手は本当は誰なのか。そして何故狙われているのかといった点が大きな焦点となってきます。この辺りはディーヴァーらしい欺瞞の連続で楽しませてくれますね。主人公コルティの一人称で語れるハードボイルド調のサスペンスで、欺瞞に満ちた世界で生きるコルティが、ジョアンから言われたように二つの世界をうまくこの先も生きていける事を祈ります。2018/05/26
スー
23
157下巻も続く攻防戦ですが黒幕探しも白熱し、色々予想してあの相談された写真が怪しいと思ってたけどやはり外れ相変わらずのディーヴァーで二転三転して予想外の人物が標的で後半は怒涛の勢いで読み終えました。少し読みづらい所もありましたが相変わらずの面白さでした。ただあれだけの調べ屋を使った割には事件が・・・でした、もったいない気がする2020/11/21
mayumi
21
本当にラヴィングに狙われてるのは誰なのか…警護対象者が次々に変わっていくのは面白い。でも、ディーヴァーだから期待値が高すぎたのか、もう一つヒネリが欲しかった。コルティは警護のプロというけれど、ラヴィングをおびき寄せることばかりに注力していて、警護対象者は二の次になってしまっている印象。もうちょっと、知力を尽くした闘いを期待していただけに、少々拍子抜けだった。2018/03/03