出版社内容情報
京都を支配する《死の恐怖》――。惑わすのは音か、香か?
辰巳が学生時代に書いた論文を読んだ五十嵐から、研究の手伝い頼まれた辰巳。それは犬の嗅覚で人間を診断するという研究だった。そこで辰巳に執拗に吠えかかってきた犬・モリーは、死を予言するという犬で――?
【著者紹介】
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内容説明
相変わらず閑古鳥の鳴く「香魅堂」に、麻衣の友人・千夏の紹介を受けたという大学助教授の五十嵐が訪れる。五十嵐は辰巳の香の知識と嗅覚で研究を手伝って欲しいと言う。大学最奥にある五十嵐の研究室には、様々な犬種の犬がいた。五十嵐の研究とは、犬の嗅覚で人間を診断するというものだった。たくさんの犬の中で、一匹の黒い犬が突如辰巳に吠えかかる。それは死を予言するモリーという犬で…?そして再び現れる戌亥。京都を支配する“死の恐怖”とは―?
著者等紹介
羽根川牧人[ハネカワマキト]
島根県出身。第25回ファンタジア大賞にて金賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
37
これで完結なんですね。もうちょっと辰巳と麻衣を立ててあげてほしかったかなぁ。辰巳はますますツンツン(デレがない)になってるし・・・。別のお話でこの二人の今後を見てみたかったですが、ひとまずお疲れ様でした。2016/06/10
ぐっち
25
犬の嗅覚の研究の話かと思いきや、あの人のダークサイドが!この巻で終わりみたいなのが残念。できれば、春夏秋冬4巻出るとよかったなあ~。2018/12/24
しゅてふぁん
24
最後までイマイチ物語の世界観に入り込めなかったけれど、最終巻が一番おもしろかった。辰巳と清風の文化祭の話が凄く楽しそうだった。辰巳の香と志夜のピアノを、京都の四季と共に楽しめるなんて贅沢すぎる!あと、美玉屋の黒みつだんご!私も大好き♪デパ地下で見つけたら、必ず手が出てしまう(´艸`*)2016/12/26
あゆみ
20
★★★☆☆ シリーズを通して最後まで麻衣のことが好きになれず。辰巳にはもっと素直になってほしかったけど、最後にニヤリ。清風の行動が意外。2016/04/06
み
17
いや〜、裏切られた感^^;ヒトは多面性があるのよね。3冊読了してしまったが、何となく読了した感じもあったり。2017/03/16