出版社内容情報
バイト先の女子高生との淡い恋、美少女の転校生へのときめき、人生の夕暮れ時の穏やかな想い……。一筋縄でいかない恋愛小説集!?
内容説明
バイト先の女子高生との淡い恋、転校してきた美少女へのときめき、年上劇団員との溺れるような日々、集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、一筋縄でいくはずがない!?企みに気づいた瞬間、読み返さずにはいられなくなる一冊。
著者等紹介
歌野晶午[ウタノショウゴ]
1988年、『長い家の殺人』でデビュー。2003年刊行の『葉桜の季節に君を想うということ』で、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。「2004年版このミステリーがすごい!」第1位にも輝く。2009年刊行の『密室殺人ゲーム2.0』では第10回本格ミステリ大賞を受賞、同賞2度目の受賞を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんたろー
180
『密室殺人ゲーム』シリーズ以来、久しぶりの歌野さんは13作の恋愛絡みミステリの短編集…1作目の表題作が想像した通りのオチで拍子抜けしたが、読み進める内に面白さが増していった。年代、場所、語り口調などを変化させて「あったあった」と懐かしさで共感させたり「そうくるかぁ?!」と小さな驚きで楽しませてくれて飽きさせない。12作目で全作を通じた「大仕掛け」が明かされた時には、無理くりさを感じて苦笑したが、このサービス精神が著者の本領だと思う。題名の本当の意味が最後で判るのも憎い!660ページの価値は充分ある一作。2021/06/20
machi☺︎︎゛
148
13の恋愛絡みの短編集だと思い読み進めていたら、どれもどんでん返しや最後の一撃的な一文があったりでそれはそれで楽しく読めた。だけど裏表紙に書いてあるような作者の企みには最後まで気づかなかったー!ある意味、タイトルがネタバレなんじゃないのか!解説までしっかり読んで二度楽しい本だった。分かった上で再読したらまた違う楽しみ方ができると思う。2021/06/10
こうじ
128
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった(*^_^*)13の短編集?でした。恋愛や恋や愛があり、ミステリー要素もあり、いろいろ騙されたよ^_^さすが歌野晶午さん!匿名で恋をしてが好きかな^_^読書メーターやってるせいかもしれないけど、そういう恋もありかなぁと感じました。今年の最初の本、読み応え十分でした^_^2018/01/08
こうじ
124
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった。(*^_^*)13の短編集?になっていて、様々な恋愛や恋や愛があり、ミステリー要素もあり、いろいろ騙されたよ。^_^さすが歌野晶午さん!^_^自分的には匿名で恋をしてが好きかな^_^読書メーターやってるせいかもしれないけど、そういう恋もあるよねと感じでしまった。今年の最初の本で読み応え十分でした^_^2018/01/08
カブ
95
13の恋愛短編集。主人公の年齢は小学生から、還暦までバラバラだし舞台となる場所も違っている。内容にほんの少しのミステリー?!かなりの分量を最後まで読んでいくと…。主人公の名前が違っているので気が付かなかったのもあって、解説を読んでからまた読み返してしまった。2018/01/25