文春文庫<br> 合戦の日本史

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文春文庫
合戦の日本史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167908928
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0195

出版社内容情報

当代きっての歴史小説家五人が、日本史を大きく変えた、桶狭間の戦いから幕末維新の戦いを徹底的に分析した大座談会をここに収録!

内容説明

歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。桶狭間から、幕末維新の合戦まで。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。合戦を語るほどに日本が見えてくる。作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。読めば知的好奇心を必ず刺激される。トリビア満載の座談会へようこそ。

目次

天才か、狂人か?信長の夢
豊臣秀吉 その野望と謎
関ヶ原、そして徳川幕府へ
幕末の英雄たちと明治維新

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。90年『血の日本史』で単行本デビューを果たす。13年『等伯』で直木賞受賞

伊東潤[イトウジュン]
1960年神奈川県生まれ。2007年『武田家滅亡』でメジャーデビューを果たす。13年『国を蹴った男』で吉川英治文学新人賞を受賞

佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で小説すばる新人賞を受賞。99年『王妃の離婚』で直木賞を受賞

葉室麟[ハムロリン]
1951年福岡県生まれ。2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞

山本兼一[ヤマモトケンイチ]
1956年京都府生まれ。2002年『戦国秘録 白鷹伝』で作家デビュー。09年『利休にたずねよ』で直木賞を受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

34
時代作家5人(安部龍太郎・伊東潤・佐藤賢一・葉室麟・山本兼一)が日本の合戦の真相を語り尽くした座談会の記録集。桶狭間から、幕末維新の合戦まで。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に、西郷隆盛、さらには司馬遼太郎まで。史実に則った見解だけではなく、想像力をはたらかせた発言も窺われて、大いに知的好奇心が擽らされた。葉室麟作品はかなり読んでいるが、今後、他4人の作家の作品も読んでみたい。 2024/12/22

春風

25
現代の歴史小説家5名による対談本(山本兼一さんは第一回対談の後に亡くなられているため、以降は4人での対談)。対談テーマは、信長、秀吉、家康(〜江戸時代)、幕末というもの。幕末の章には本筋とはずれるが、それぞれの司馬遼太郎考が数ページにわたり掲載されており、興味を引いた。小説家ならではの、想像力を働かせた歴史観が提示されており、研究本とは異なった面白さがある。特に本能寺の変に話柄が転じられると、それぞれの作品を引き合いに、様々な可能性が提示されており興味深く読めた。2017/07/15

maito/まいと

21
近年の大物歴史作家が一堂に介する、それだけでもすごいことなのに、それでいて戦国~明治初期、司馬遼太郎まで語り合うという、歴史小説ファンヨダレものの一冊。特に佐藤賢一さんの世界史知識や、世界・日本史の俯瞰見識が本当に素晴らしい!日本史だけ好きとか詳しいという偏った?知識がいかに見方を狭めているか本当に身に染みました(笑)そして司馬遼太郎を語り合うみなさんの中に、文学が果たすべき役割と可能性を感じて胸が熱くなった。これからの歴史小説にも期待してます!2017/07/27

kokada_jnet

20
面白かった。強引にヨーロッパ史に比較する佐藤賢一が最強。新撰組がなせ女子に人気があるかの分析が、実に見当はずれ。BL的なものの先駆が新撰組だったワケじゃない。2017/09/03

サケ太

18
様々な歴史小説家たちが語り尽くす、信長、秀吉、家康、幕末、明治維新。それぞれの作家先生の歴史観、視点が知れて凄い楽しかった。それが作品にも反映されていて興味深い。中でも、戦国時代の出来事や人物を西洋の歴史と繋げていく佐藤賢一先生の発言は面白かった。先生たちの豊富な知識。英雄たちの乗り越えてきた戦や事件の数々に対する解釈。視点が広がる感じ。2017/07/21

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