出版社内容情報
命さえ惜しくない愛に巡りあったとき人は――」
江戸菓子の魅力と人情がたっぷり詰まった大評判の時代小説シリーズ第3弾。
おっとりした菓子職人の晴太郎と、商才に長けたしっかりもの幸次郎の兄弟は、年老いた茂市に手伝ってもらいながら、江戸の菓子司「藍千堂」を営んでいる。
菓子一筋だった晴太郎が、佐菜に恋をして結婚。男所帯の藍千堂に佐菜とその娘のさちが加わったことで、暮らし向きは華やかになった。
そんな時、いとこのお糸は、縁談が発端となり実家の「百瀬屋」が窮地におちいる。
命をかけて愛する相手に出会ったがゆえに絶望の淵に突き落とされた人々を、晴太郎兄弟は和菓子で笑顔にできるのか。
寒天入りの飴が練りこまれた「変わりわらび餅」、極上の砂糖を煮詰めた「かるめいら」など、晴太郎が工夫を凝らして作り上げるお菓子の描写が食欲をそそります。
内容説明
江戸の菓子司「藍千堂」の長男・晴太郎は厄介ごとを乗り越えてようやく佐菜と所帯を持った。男所帯の藍千堂に佐菜と娘のさちが加わったことで、暮らし向きは華やかになる。だがそんな折、いとこのお糸の縁談が発端となり実家の「百瀬屋」が窮地におちいる。お糸のために晴太郎と弟・幸次郎は奔走するが…。
著者等紹介
田牧大和[タマキヤマト]
1966年、東京都生まれ。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表。2007年『色には出でじ 風に牽牛(あさがお)』(『花合せ 濱次お役者双六』に改題)で第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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