出版社内容情報
想い人・蓮次の帰りを待ちながら綱吉主催の大奥衣裳対決に臨むおりん。大老刺殺事件で幕閣に暗雲垂れ込める中、遂に打掛が完成する。シリーズ最終巻。
弟・右近の仇討のため、江戸を離れた蓮次と別れたおりんは、魂が抜けたように沈みこんでいた。おりんは針を持つと手が震え、縫物ができなくなっていた。医者に診せても症状は改善しない。そんなおりんの気持ちを和らげようと、おせんは更紗屋再建という重荷から、おりんを解放してやってはどうかと善次郎に言い出す。飛松を自分たちの養子にし、おりんには好きな人に添わせてはどうか、と――。その話をこっそり聞いてしまったおりんは、いっそう落ち込んでしまう。
更紗屋再建の夢は、蓮次との恋は、熙姫との再会は……物語はクライマックスへ!
第一章 針供養
第二章 相見える日
第三章 大老刺殺
第四章 江戸紫咲く
篠 綾子[シノ アヤコ]
内容説明
江戸を去った蓮次の帰りを待つおりんは、さびしさから針仕事ができなくなってしまう。そんなある日、大奥入りした煕姫と再会。喜びもつかの間、大奥の派閥争いに巻き込まれそうになっていることを打ち明けられ、将軍綱吉主催の衣裳対決にのぞむことになる。一方、大老・堀田正俊が城中で刺殺され幕閣にも暗雲が…。
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく‐新平家公達草紙』(健友館)でデビュー。短篇「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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