出版社内容情報
徳右衛門の従兄、芳則が殺しの疑いをかけられた。調べに乗りだした徳右衛門だが事件は意外な展開に。そして家庭にもさざ波が……。
稲葉 稔[イナバ ミノル]
内容説明
従兄の芳則が、青い顔で徳右衛門宅を訪れた。札差の大番頭殺しの疑いをかけられたが無実を証明する手段がない、助けてくれ―。早速調べに乗りだした徳右衛門だが、消えた五枚の証文を巡り、事件は意外な奥行きを見せる。そうする間に徳右衛門の家庭にもさざ波が。マイホーム侍またもやピンチ!?大好評のシリーズ第5作。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て94年作家デビュー。書き下ろし時代小説の人気シリーズが多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
100
幕府役人事情 浜野徳右衛門「五つの証文」5巻。大番頭殺しの疑いをかけられた従兄のために、家族にも内緒で奔走した徳右衛門さん、ご苦労様でしたね。2017/03/06
優希
56
殺人事件の容疑をかけられた従兄弟を助けるべく調査に乗り出す徳右衛門。家族にも秘密で奔走する姿にお疲れ様といいたいです。マイホーム侍も大変なんですね。2020/12/01
ひさか
3
2017年1月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ5作め。徳右衛門の探索の心得はたいしたものだ。しかし、家族に内緒ごとをつくるのは、まずい。と、すっかりのめり込んでしまいました。大団円で楽しかったです。2017/03/27
カラヤ3
2
シリーズ第5作。前作では徳右衛門が容疑をかけられたが、今回は徳右衛門の従兄が容疑者の一人となり、その疑いを晴らすため奔走する。2021/07/21
goodchoice
2
お人よしの徳右衛門がまた頼まれた無罪の証をたてるために奔走するという筋立てで、無事解決して何よりであった。人の良さが親しみを覚える。2017/02/18