出版社内容情報
鍋島四藩の追腹組との死闘が続く小籐次だったが、さらに江戸の分限者たちが彼の首に懸賞金をかけるという噂が。小籐次の窮地は続く。小籐次、懸賞金をかけられる! シリーズ第四弾
鍋島四藩の追腹組との死闘が続く小籐次だったが、さらに江戸の分限者たちが彼の首に懸賞金をかけるという噂が。小籐次の窮地は続く。
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
内容説明
御鑓拝借に始まった騒動から年が明け、文化十五年。赤目小籐次と、肥前鍋島本藩を含む四家が組織した追腹組の死闘は続いていた。それに追い打ちをかけるように、江戸の分限者たちが小籐次の首に千両の褒賞をだし、剣客を選んで順に小籐次を襲わせるという噂が流れる。事の真偽は如何に?小籐次の危難が続くシリーズ第4弾!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
94
この巻ではさらに有名になった主人公の首に賞金をかけるなどの話が出て来ます。少し江戸を離れようとして水戸のお姫様を助けたり、紙問屋の出身地の和紙製造所をたずねたりします。このような和紙があったとは知りませんでした。主人公得意の竹細工でこの和紙を使った行灯を作ります。ここら辺が面白いですね。2018/01/23
shiozy
27
何やら「決定版」と銘打って、酔いどれ小籐次シリーズ再刊である。何度売り出すんだ文集文庫。その商魂にあきれ返るものの、何度読んでも面白い。二尺一寸三分という脇差並みの短い刀を駆使して、来島水軍流の技が冴えわたる。短躯のジジイというキャラもいいね。2016/06/26
ichi
20
シリーズ第4巻目。小藤次の首に千両の懸賞金がかけられ、毎夜、刺客に狙われることなり、いつになったら平穏が訪れるのか?しかし小藤次は強く、負ける気は全くせず読んでてスッキリです。小藤次が大酒一気飲みのシーンが何度も出てくるが、あんなに飲んで糖尿病にならないのか?戦いでの命の危険より成人病が心配。2016/10/28
klu
9
水戸家と縁ができた小藤次・・・これからどう話が動いていくのか。2021/04/22
さおにゃん
8
分限者の十人により一人百両で千両の懸賞金を小籐次の首にかけられるが、常陸国西野内村へ西ノ内和紙を仕入に久慈屋の主 昌右衛門のお供を極秘ですることに。道中出会った鞠姫さまご一行の危機を救ったことで鞠姫さま大層気に入られる。そんな姫さま、ご結婚されるとのことで久慈屋の本家に到着後、姫のお祝いにと手作りの行灯を贈られるとそれが評判となり水戸藩の殿様へ献上される😳酔いどれ様は何してもすごい👍行灯制作中こっそり作った数種の竹櫛を江戸に戻られた時におりょうさまにさりげなくプレゼントする小藤次、、、ステキ❗️❗️2019/09/09