文春文庫<br> 花森安治の編集室―「暮しの手帖」ですごした日々

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文春文庫
花森安治の編集室―「暮しの手帖」ですごした日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167906023
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

徹底した商品テスト・丹念な取材・言葉の操り方・編集部のお当番――元「暮しの手帖」編集部員が綴る花森安治と雑誌作りの思い出。

「文章は話すように書け」「人の身になって考えろ」「編集者は、芸人でなくてはならない」「写真をうまく撮るためには、映画を見ろ」「唐澤クン、負け犬になるな!」

――伝説の編集者・花森安治はきわめつきの頑固でワンマン、そして自由でしなやかな精神をもつ、天才肌の職人だった。
「暮しの手帖」編集部で花森安治・大橋鎭子と6年間を過ごし、雑誌作りを一から叩き込まれ、だれよりも怒られた元編集部員がつづる回想。

内容説明

「文章は話すように書け」「人の身になって考えろ」「編集者にとって字はいのち」「写真をうまくとるためには、映画を見ろ」「唐澤クン、負け犬になるな!」―伝説の編集者・花森安治はきわめつきの頑固でワンマン、そして自由でしなやかな精神をもつ、天才肌の職人だった。誰よりも怒られた「暮しの手帖」元編集部員がつづる回想。

目次

職人とよばれた天才ジャーナリスト
花森さんとの出会い
どぶねずみ色だっていい
弟子になるのもラクじゃない
暮しの手帖社の常識
わたしの商品テスト入門
負け犬になるな
お当番さんにあけくれる一日
研究室のみそ汁
三つのしごと〔ほか〕

著者等紹介

唐澤平吉[カラサワヘイキチ]
1948年、名古屋に生まれ丹波で育つ。関西大学文学部卒業。72年より、「暮しの手帖」編集部に8年間在職。退職後は冬山でリフト番、寺男などをする。その後、東洋医学専門誌、健康広報紙の編集に携わり、また医薬広告代理店にも勤務する。現在は信州伊那谷で無農薬野菜づくりに汗をながしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuhwen

9
朝ドラととねえちゃんを見てた時に購入した1さつ。花森さんのこだわり、筆者のそこで感じた出来事が実感できた(病院用)2017/05/24

たけはる

6
小説の資料用に。花森安治氏のことはぼんやり名前しか知らなかったのですが、こんな天才的な人だったとは。面白くて、でも一緒に仕事するのは大変そうで、だけどやっぱり面白い人だなあ。著者の筆致が、花森氏への尊敬と思慕に満ちているのもいい。すがすがしい読み心地でした。2019/03/23

高橋 (犬塚)裕道

5
星3.5。才能に溢れた先輩を尊敬し敬愛しつつ、才能を羨み、教えられた事を述懐し、警鐘を鳴らす本。花森安治は凄いなあ〜〜、会ってみたかった。でも実際に会ったら怖くて逃げ出したに違いない。私は根性なしです。2016/06/09

伊野

4
類稀なる美的感覚と、何よりその意識を仕事をする上で曲げない実行力にただただ驚くばかり。「暮らしの手帳」は、変化を続ける生活のなかでの波打ち際に打たれた杭であるという。花森安治だから打てた杭かもしれない。気難しそうだけど素敵な人だと思った。2016/08/14

2
ザ・編集者の生涯。筆者は関大卒の元「暮しの手帖」編集部員。ラストの鬱告白に面くらったが、花森安治に対する敬愛の念が滲み出ている内容だった。花森氏の、文だけでなく、絵・写真・レイアウトから婦人服にいたるまで網羅するデザインの才能とものづくりへのこだわりが凄い。気骨のある、とは彼のための言葉かもしれない。2016/07/21

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