文春文庫<br> W―警視庁公安部 スパイハンター

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文春文庫
W―警視庁公安部 スパイハンター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167904067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

警視庁公安部のスパイハンター・樋口一樹。捜査一課の刑事・西村康仁。同じ標的を追う二人の刑事が火花を散らす。文庫オリジナル。

外事警察++VS++刑事警察

警視庁公安部のスパイハンター・樋口一樹。捜査一課の刑事・西村康仁。同じ標的を追う二人の刑事が火花を散らす。文庫オリジナル。

内容説明

警視庁公安部外事第二課きってのスパイハンター・樋口一樹。“殺しのデカ”として捜査第一課のエースと称される西村康仁。全く接点のなかった二人が荒木町のバーで遭遇した夜、東京西部で白骨遺体が発見される。捜査手法も思想信条も水と油の二人が、それぞれの目的のため同じ事件を追って火花を散らす―。文庫オリジナル。

著者等紹介

宇佐美蓮[ウサミレン]
1960年代、東京に生まれる。警察庁や警視庁の記者クラブに籍を置き、警備・公安警察や刑事警察の取材に携った元報道記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シ也

38
警視庁の捜査一課と外事二課という全く違う分野二人の刑事が事件を通してかかわり合いながら解決していくストーリー。警察にまつわる情報が多く載っており、警察小説が好きな身としては実に楽しい作品だった。特に殺人犯捜査三係の西村が個人的には好きなキャラで、彼が単独の作品を読んでみたい。もしも続編が出たら短編作品集故に事件の解決がサクッとしすぎているので、長編でじっくりと味わいたい2016/08/14

ささのは

12
警察の記者クラブに属していた、元報道記者による小説。記者だけあって文章がこなれており、リアルさと小説らしさのバランスがとれている。面白く最後まで読んだ。専門用語の説明がカッコ内でなされるのも納得。ただ、冷静さを要求される記者出身なせいか、全般的に淡々とした味わいがある。主人公たちの顔や姿がぼんやりとしてしまって浮かんでこない。扱っている犯罪は重大なものが多いのだが、主人公たちが熱くなっていてもドラマチックに盛り上がることがない。それもこの作者の持ち味と思えるほどには面白かった。新作が出たら買いたい。2015/10/18

シアン

11
5編からなる連作短編集。かなり本格的な警察小説。読み応えあり。公安の樋口、捜査一課の西村がそれぞれの視点や手法で事件の解決に挑む。説明部分が小説というよりルポを読んでいるよう。また、短編だからだろうが、あっさりと事件解決に向かってしまうのが残念。是非長編を!2015/08/19

尾塚

8
始めての作家だと思います。こう言っては何ですが、期待以上に面白かった!中国スパイに絡む事件を追う公安の樋口。公安部と刑事部の対立ってよくあるパターンなんですが。本作でも対立はあるものの。刑事部の西村の事件と繋がり、共同で摘発・逮捕といった展開。日本社会のいろんな分野に存在するかもしれないスパイ。ただスパイが逮捕されるとあっさり自白するところは拍子抜けしちゃうかな。ともかく楽しめたので次作が楽しみな作家さんです。2015/09/09

くりのすけ

5
公安部と刑事部の両刑事が主人公というなかなか面白い設定。お互いが様々な事件を通じて、少しずつ接近していくのだが、よく言われる刑事部と公安部のいがみ合いという訳でもなく、新鮮な展開だった。元警察担当の記者だけあって、事件や人間関係にリアリティを感じさせる。また、この手の小説につきものの、陳腐なアクションが全くないところも評価できる。2015/11/20

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