文春文庫
新選組全史 戊辰・箱館編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167903671
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0195

出版社内容情報

近藤勇と土方歳三。歴史の大きな転換点に直面し、新選組の象徴たる二人の運命は分かたれた。隊士たちの壮絶な最期の姿を克明に綴る。

そして新選組は??歴史?≠ニなった

近藤勇と土方歳三。歴史の大きな転換点に直面し、新選組の象徴たる二人の運命は分かたれた。隊士たちの壮絶な最期の姿を克明に綴る。

内容説明

新選組を最強の剣客集団たらしめた峻烈な隊規は、粛清の嵐を呼び、内部崩壊を招く。油小路の変、鳥羽伏見の敗戦、そして局長・近藤勇の死―新選組の青春が終ろうとしていた。だが副長・土方歳三は死地を求めて箱館を目指す。大きな時代のうねりを、最期の刻へと向かって疾走する男たちの姿を描く鎮魂の記録!

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年栃木県生まれ。東北大学文学部卒業後、出版社勤務を経て文筆活動に入る。87年、『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ASnowyHeron

26
以前、読んだことを忘れて読んだ。前回読んでから、子母澤寛の書いたものも読んだりしていたので、新選組への理解はより深まった感。当時の状況はいろいろとわからないことが多いが、新選組だけでなく、周辺の話ももっと勉強していきたい。2018/01/07

マッちゃま

16
新選組ができるまで、出来て行ってきた事、そして隊士たちの最後を上下巻で記した本。新選組は周りに居た者に対して己の思うがままに奪い踏み付け殺戮する。だが新選組の内部でも同様の行為が行われている。新選組の外側では「組」が、内側では「個」が、新選組として行っている。だが、新選組だけが悪虐非道の行いをしていた訳でもないと推察される。力と知恵が揃うと権力となる。「そういう時代だった」というと簡単だが、これが人間のすることか?と、人間である僕が問うのは出来ない。「人間だからするのだろう」と言われたら僕は否定できない。2020/10/10

ウッチー

11
上巻同様の切り口で進むが、「明治に生きた元新選組隊士たち」は違った面白さがあった。「明治新選組」も読みたい。2017/05/17

misia

5
新選組が京都から大阪、江戸へと向かい、甲府からの敗走、近藤勇の捕縛・斬首。土方歳三の会津までの戦。会津戦争・函館戦争までを資料を追って出来事の正確な日付や関わった人数、氏名を示していく。戦後、土方歳三の故郷を訪れた元隊士や、生き残った隊士のその後の生き方などを資料や子孫などの証言で紹介。中村氏に嫌わてた土方(個人的な印象)も最後には「隊士に信頼され慕われていた」「将たる器にふさわしい人格」などお褒めの言葉を頂きました。でも近藤勇はやっぱり嫌いなままだなと感じた私です。あくまで個人的な印象です。さて!2017/10/14

とのパパ

1
今までに出版されてきた新選組関連物語の多くは子母澤寛による『始末記』『遺聞』『物語』の「新選組三部作」がベースになっておりその切り口は、近藤勇、土方歳三、沖田総司等の隊士人物、或いは、池田屋事件、油小路の変、鳥羽伏見の戦い、五稜郭の戦い等の事件にスポットライトを当てて描かれています。 中村彰彦氏は、三部作を元に偶像化、ヒーロー化された新選組のエピソードを、生き残り隊士の文献、京都から函館に至る新選組が足跡を残した地方の村々に残る書物までを徹底検証。定説と思われていたエピソードに疑問を呈します。2015/11/28

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