出版社内容情報
あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ三波は「ばくりや」を訪ねたが――人々の悲喜劇を描く連作短篇集。
あなたのもてあましているその能力、誰かの能力と交換します
あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ三波は「ばくりや」を訪ねたが――人々の悲喜劇を描く連作短篇集。
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乱読本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
89
この悪魔くんみたいな表紙絵はないだろう。内容には単行本の装画の方が合ってたぞ。桜木紫乃の解説(結構面白かった)は文庫限定だけど。2017/02/16
dr2006
61
親愛を込めて交換することを北海道弁では「ばくる」という。ばくりやでは自分が持て余す特殊な能力を申告すれば、臓器移植の様に適合した他の誰かの能力と交換してくれる。但し、とんでもない能力と交換になるかもしれない。人の能力と欲望は表裏である。他人からは羨まれる特殊な能力も本人は持て余している苦痛かもしれない。舞台は札幌、自分の見立てだとwばくりやは新琴似辺りに店を構えているはずだ。大人びたダークファンタジーだが、実は主題はとても道徳的だと思う。解説は桜木柴乃、作者も道産子で仲が良いらしく、少し嬉しくなった。2019/07/19
ココ(coco)
37
☆☆☆乾ルカさん7冊目です。今回は自分の能力を他人の能力と交換する事が出来る『ばくりや』とう店の話です。乾ルカさんは、毎回よくもこんなに不思議な話を思い付くなと感心します。7編の短編集ですが、自分の能力にいかにウンザリしているかという流れから、最後には怖い、切ない、ゾッとするというオチがあり楽しめました。泣き虫の能力を捨てた男の話の【さよならギュ-ション】がちょっと他とは違う読後感で好きです。2018/02/21
miroku
28
表紙が藤子不二雄さん。内容も藤子さん的。発想が面白い♪2017/10/21
エドワード
26
<ばくりや>とは何か?町はずれの洋館で、<能力と能力の相互移植>をする風変わりな商売。この店で、「女にモテ過ぎる」「雨男」「会社が必ずつぶれる」「速いだけの剛速球」などの、忌み嫌っていた能力とオサラバした人間たちのその後を描くシリーズ。実はみな不幸になる。「能力はだまし絵みたいなものです。見方を変えれば、老婆が若い女にもなります。」これが肝心だ。幼い頃とんでもなく泣き虫だった私には「さよなら、ギューション」が身にしみたね。「泣き虫が能力ですか?」大切な能力なんだよ。人間、泣けなくなったらおしまいなんだよ。2018/11/18




