文春文庫<br> 建築探偵術入門 (新装版)

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文春文庫
建築探偵術入門 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167901943
  • NDC分類 523.136
  • Cコード C0195

出版社内容情報

街に埋もれた謎の西洋館を見に行こう。都市開発の波にのまれて残念ながら取り壊されてしまった懐かしいビルも多数収録。

幻の名著が待望の復刊!

街に埋もれた謎の西洋館を見に行こう。都市開発の波にのまれ残念ながら取り壊されてしまった懐かしいビルも多数収録。長い間建築愛好家の間で語り継がれていた幻の本がついに復刊!

内容説明

1986年の発売と同時に奇書(?)良書として話題をさらい、長い間建築愛好家の間で語り継がれていた幻の本が待望の復刊!藤森照信ら東京建築探偵団の団員が東京・横浜の230もの西洋建築をめぐり、贅沢な写真とともに魅力を伝えています。都市開発の波にのまれ、残念ながら取り壊されてしまった懐かしいビルも多数収録!

目次

東京の西洋館を求めて、探偵目玉は今日も路上を転がってゆく(建築探偵「九つの心得」;建築探偵 三つの用語;日本の西洋館をもう一歩よく知るための十一の様式)
明治・大正・昭和戦前の名建築徹底案内(皇居周辺;山手線の内と外;東京の周縁部;横浜)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

52
東京に現存する明治から昭和初期の洋風建築を紹介した一冊。とはいえ三十年前の本なので取り壊された建物も多数存在する。しかしここに紹介された物件の数々、実に味があるなあ。昔の建物って現代の機能を第一に置いた無機質なものと違って、余裕というか遊びのようなものが感じられるためか。余分な飾りつけとか。建築の主体が会社だけではなく、個人物件も多いってのも関係あるのかな。単なるノスタルジアではなく、こういう余裕がある建物があるだけで町並みって美しくなりそうなものなので、願わくばなるべく長く存在して欲しいものである。2015/08/03

goro@the_booby

50
昭和61年で残っている西洋建築物なのでもう40年前!どれだけ無くなってしまったか残念でならない。でも初めて見る建築が多くて都内歩きのお供には最高の一冊。中でも気に入ったのが時計王服部金太郎のお屋敷だった三光起業白金寮。庭と相まって日本じゃないみたいなんだけど見る事出来ないんだろうなぁ。2025/01/17

かっぱ

38
東京・横浜の近代建築230件を掲載。約30年の時を経て復刊。当時30代だった探偵は60代に。その間に失われた建物も多数ある。そんな中で東京駅が復元されたのは奇跡的なことかも知れない。取り壊されたものも含めて、東京の主要な建物はほとんど網羅されているのではないか。機会があればこの本片手に東京を歩いてみたい。探偵のひとり清水慶一さんは富岡製糸場の保存に尽力されたそう。その夢叶って世界遺産に。だが、その時には清水さんは既にこの世の人ではなかった。「時は流れ、ことが成った時、功ある人はもういない」2014/10/26

ゐづる

36
たまたま本屋さんで手に取り、これは間違いなく重版されそうもないけど、なんかおもしろそう!ってことで買いました。内容は30年前の東京の洋風建築図鑑です。とにかく情報量すごすぎ!これは読んでよかったです。半沢直樹の東京中央銀行本店で使われた建物など、ドラマや映画で見かけた建物がコレでもか!というぐらい載っています。しかも写真つきで。古い建物が好きな人は今すぐ買うべきでしょう。2014/09/13

saga

34
復刻版で本書を読めたのは幸いだったが、あとがきの年・昭和61年には残っていた建物も、現存する数が減っている。明治から昭和初期(戦前)にかけて建築された洋館・西洋風建物は、外観だけ観ても飽きることがない。貧富の差があればこそ、一部の人間が贅を凝らした建物を建てられた面は否めないが……今は没個性的な現代住宅の間に、古き良き時代の建築物が残されていることで、際立って見えるということもあろう。読メ読み友のレビューを参考に、今は『建築探偵の冒険・東京編』を読んでいる。こちらも面白い!2019/08/26

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