内容説明
本書は、現代日本社会の法状況を視野に入れながら日本近代法の各分野および日本近代法学について、その形成、展開の歴史を概観し、さらに日本近代法の歴史を基底としてつくられた日本の法文化についてもできるかぎり言及するものである。
目次
日本近代法総論―日本近代法の歴史の体制的・構造的把握をめざして
条約改正と諸法典の編纂
中央権力機構と官僚制
大日本帝国憲法の制定と展開
徴税機構と税制
地方自治法制と法文化
教育・学校法制
軍事・警察法制
刑法と治安法制
司法制度
訴訟法制
財産法制
土地法制
家族法制
商事・産業法制
社会・労働法制
近代日本の対外的軌跡と国際法制―日清戦争から満州事変まで
植民地法制―台湾を中心に
近代法学の形成と展開
著者等紹介
山中永之佑[ヤマナカエイノスケ]
大阪大学名誉教授
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