出版社内容情報
スペインの山間部、ネパール奥地、戦火のバグダッド……迫害され続ける人々の魂に寄り添って描き出す、大宅賞作家による渾身のルポ。
『日本の路地を旅する』を超える衝撃がここに
スペインの山間部、ネパール奥地、戦火のバグダッド……迫害され続ける人々の魂に寄り添って描き出す、大宅賞作家による渾身のルポ。
内容説明
スペイン山間部でルーツを隠して暮らす被差別民カゴ、ネパール奥地で売春をする不可触民の少女、戦火のバグダッドでひっそりと生きるロマの女…世界各地の被差別民や難民に寄り添って取材を重ねてきた大宅賞作家による渾身のルポ。出自を隠して生きる者たちの哀しみ、今なお続く差別の実態がここに。
目次
第1章 蒼い砂塵―パレスチナ・ガザ戦記
第2章 バグダッドジム―混迷を深めるイラクで出会ったロマの女
第3章 ゴート族の犬―スペインの被差別民カゴを旅する
第4章 毛沢東と宿命―ネパール革命戦争と売春カースト
第5章 マフィア映画の虚と実―イタリア・マフィアとコルシカ民族主義
第6章 気の毒なウィルタ人―日本とロシアに引き裂かれた北方少数民族の物語
著者等紹介
上原善広[ウエハラヨシヒロ]
1973年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』で、2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、『「最も危険な政治家」橋下徹研究』(新潮45)で、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Miyako Hongo
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