出版社内容情報
『戦力外捜査官』で人気急上昇中の著者書き下ろし動物園ミステリー第三弾! 事件の鍵はフワフワもこもこ愛されキャラのあの動物?!
文庫オリジナル、待望の動物園ミステリーシリーズ第3弾!
ドラマ化もされた『戦力外捜査官』で人気急上昇中の似鳥鶏の書き下ろし、
動物園ミステリー第3弾!
楓ヶ丘動物園のアイドル飼育員・七森さんの友人が失踪。
事件の鍵を握るのは、フワフワもこもこのアルパカ?ハムスター?それとも……
飼育員仲間の桃くん、ツンデレ獣医の鴇先生、変態・服部君ら
おなじみの面々が大活躍。
内容説明
「ちょっとここで、アルパカ拾いまして」―楓ケ丘動物園のアイドル飼育員・七森さんの友人が失踪した。行方を探る鍵はアルパカ?ハムスター?それとも…飼育員仲間の桃くん、ツンデレ獣医の鴇先生、アイドル飼育員の七森さんや変態・服部君らおなじみの面々が大活躍する、大人気動物園ミステリーシリーズ第3弾!
著者等紹介
似鳥鶏[ニタドリケイ]
1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
209
動物園ミステリーシリーズ第3作目。迷いアルパカって…しかし、そんな業者あったのだろうか?相変わらず明るく楽しいのに少し重いテーマ。好きです!桃くんと鴇先生が…マジで?変態の服部くんの家が気になります。もちろん続編あるよね?早く読みたいよ〜2017/03/14
takaC
206
桃くん曰く「僕たちは刑事でもなければ、推理小説の名探偵でもない。ただの一般人なんです」2017/11/17
nobby
197
動物園ミステリー第3弾。仕事帰りにアルパカを拾うことから始まるストーリー。相変わらず個性的な面々、言わずもがな服部の増強した変態ぶりにクスッとしながら読み進める。それにしてもアルパカの名前が、難しい方の“斎藤”のまんまって(笑)今回は人が多々物騒な目にあう反面、動物に変わりがない不思議な展開。怪しい人物や桃本の私物の要因は予測がつくが、その背景に潜む真相はいつもながらなかなかの重さ…動物園として切実な問題提起の中、ボコの恐怖の脱糞に向けての園長の言葉にホッとする。2017/05/12
佐々陽太朗(K.Tsubota)
175
前作ではダチョウが道交法上は軽車両に該当することを知り、そして今作では、迷いアルパカは拾得物だと知った。どうでも良い知識です。そういえば、タイ王国の首都バンコクの正式名称なるものも作者のあとがきを読んで知った。「 クルンテープマハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェットマハーサターン・アモーンピマーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット」がそれである。寿限無さながらです。2016/05/04
NADIA
151
「迷いアルパカ拾いました」・・・タイトルからしてただモノじゃなさをぷんぷん漂わせている。これで面白くなかったら詐欺罪で訴えるところだが、いやいやノルマ以上に面白かったです(^^) 今回のストーリーは泥棒(?)はあったが殺人はなかったので、前回よりさらにほのぼのとした感があった。一番正体が気になるのは変態の服部君。彼がどこまでエスカレートするか、今後超楽しみである。2017/08/28