内容説明
残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。だが山を愛した彼に捧げた追悼集は、死因に疑いをもった母親の行動によって、予想外な内容に…。登山届、現地地図、死体検案書など詳細な記録を収録した2分冊の追悼集に込められた謎とは何か?「―者」ミステリーシリーズ。
著者等紹介
折原一[オリハライチ]
1951(昭和26)年生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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出版社内容情報
山で滑落死を遂げた青年のために編まれた二冊の追悼文集にこめられたミステリー。鬼才の手腕が冴える傑作を、一巻本にて復刊する!
山が好きな青年は、山に消えた――
山で滑落死を遂げた青年のために編まれた二冊の追悼文集にこめられたミステリー。鬼才の手腕が冴える傑作を、一巻本にて復刊する!