文春文庫<br> ジュージュー

個数:
電子版価格
¥451
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
ジュージュー

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月01日 01時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 163p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167900038
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

下町の小さなハンバーグ店に集うおかしくも愛しき人たち。つらいことがあっても、生きているって素晴らしい! と実感できる感動作。

下町の小さなステーキ&ハンバーグのお店「ジュージュー」を舞台に繰り広げられる、おかしくも切ない物語。美津子は両親から受け継いだお店を、遠縁で元恋人でもある進一と共に切り盛りしている。常連のお客さんたちは、みんなどこかに欠落を抱えながらも、背一杯今日を生きている人ばかり。世の中はどうにもならないことばかり。でも、おいしいハンバーグを食べれば、つらいことがあっても元気を取り戻せる! 生きることの喜びをギュッと閉じ込めた傑作。

内容説明

美津子は両親から受け継いだステーキ&ハンバーグ店「ジュージュー」を、遠縁で元恋人でもある進一と共に切り盛りしている。「自分の前世が見える」という進一の妻・夕子さんはじめ、まわりに集うのは、ちょっと奇妙で愛すべき面々ばかり。秘伝の味にこめられた魔法の力とは?生きることのかけがえのなさを描いた感動作。

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年、「キッチン」で海燕新人文学賞、88年『キッチン』で泉鏡花文学賞、89年、『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

360
タイトルは、主人公の美津子の父と養子の進一が営むステーキ&ハンバーグレストランの店名。本作では一貫してリアリズムに徹している。作中で、ちょっと風変わりなのは、ご近所で幽霊と呼ばれる儚げな美女、夕子さんくらい。「あとがき」でばななさんが「私たちの自由は、あらゆる意味で奴隷の自由なのだ」と書いている。私たちは生まれる場所や境遇を選べない。そこに生まれ落ちたら、その中で精いっぱい生きるしかないのだ。小説は、それを最大限に肯定する。ばななファンとしては、何か物足りない感がしなくもない。こんなに保守化していいのか。2018/07/30

しんごろ

161
ステーキ&ハンバーグ店『ジュージュー』に集う人たちの話!てっきり食べ物に関する話かなと思ったら、ちょこっとせつなく悲しい中で、生きることってなんだろうねと問うような作品でした。せつなく悲しいのに、なぜかほっこりな感じ、愛しさ、優しさがにじみ出る、よしもとばななワールドが短い物語に充分に炸裂したと思います(^^)夕子さんの背中の傷が気になります(^^;)2016/10/15

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

135
ほのぼのと物語が進んでいくのに悲しくて、とても愛しい。ステーキとハンバーグの店の三代目を継いだ女性。『永遠の看板娘』だったママは6年前店で倒れて逝ってしまった。以来「店と一体化したアンドロイド」のように、元恋人の相棒と共に肉を焼き続けている。「命のエッセンスは死んだ肉からは消えている。しかしそのかすかな力の匂いだけでも得たいから、人間は肉を食べるのだ」という信念を持って。人生にはどうにもならない事もある。でも一生懸命生きる事は無意味ではない。料理の場面はあまりないのに食欲がそそられる。生きるとは食べる事。2016/01/03

優希

88
文庫で再読です、両親から受け継いた店「ジュージュー」をめぐる人たちの空気があたたかく感じました。店を切り盛りする美津子と進一。夕子さんなどのまわりに集う人たちも素敵で、日々生きることの魔法をかけられたような気分になりました。生活していくことは当たり前のことではなく、かけがえのない宝物であるということを教えられます。面白かったです。2018/05/04

ゆのん

64
この本もまた素敵な本だ。そして人間て悲しい生き物で、素敵な生き物でもあるんだなぁ。毎日、仕事して家の事をやってと忙しく気がつくとあっという間に一年が終わっている。みんなに同じ24時間、365日なのに私の時間は早く過ぎていく感じがする。そのくせ振り返ると大した事していなかったり。時間がゆっくり流れていくように自分の心を労っていけたらいいなぁとこの本を読んで思った。2018/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7799254
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品