出版社内容情報
冬の白鳥だけが名物の東北の町で男子高に通う僕。ローカル番組の「おもしろ素人さん募集」に親友達の名前を勝手に書いて応募し……。
当代一の売れっ子脚本家が放つ、初の小説!
冬の白鳥だけが名物の東北の町で男子高に通う「僕」。ある日、ローカル番組で「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけた僕は、親友たちの名前を勝手に書いて応募し……。
内容説明
冬の白鳥だけが名物の東北の町で、筋金入りのバンカラ高に通う「僕」。先輩からイビられる非モテの日々―地元のローカル番組で「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけた僕は、親友たちの名前を勝手に書いて応募するのだが…。「あまちゃん」の脚本家が放つ疾走感溢れる“地元系”青春エンタメ。
著者等紹介
宮藤官九郎[クドウカンクロウ]
1970年生まれ。宮城県出身。91年より大人計画に参加。「ウーマンリブ」シリーズでは自ら作・演出を手がける。2001年、映画『GO』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞など多数の脚本賞を受賞。以後、次々と話題作の脚本を手がける。パルコプロデュース『鈍獣』で第49回岸田國士戯曲賞、映画初監督作品『真夜中の弥次さん喜多さん』で05年度新藤兼人賞金賞を受賞。09年、監督・脚本を担当した映画『少年メリケンサック』も大ヒットを記録した。現在は脚本家、構成作家、俳優、映画監督として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
97
花も恥じらうオトメなら「最低ーっ!」と放り投げそうな本である。田舎からも童貞からも抜け出したい、できればたけし軍団に入りたい。行き場のないエネルギーと性欲を持て余す高校生の日々。青春モノが爽やかだなんて誰が言ったのか?匂ってきそうな不潔感が満載でも間違いなく青春ストーリー。笑わしてもらいました。2019/05/26
優希
83
男子の思春期にありがちな妄想や下ネタ満載ですが面白かったです。実在の人物も混じっているので虚構と現実を混ぜながら書いているのですね。一応自伝的小説ということなのでしょう。白鳥が気になりましたが、タイトルのまんまの扱いでした。青春っていいなぁと思うより、くだらなさとバカバカしさの方が勝ってます。軽妙でコミカルだけれど、しょうもないので何もしたくない暇なときに読むのがいいと思いました。2015/07/04
goro@80.7
60
どこまでがフィクションか、モテない頭良くはないその他大勢の中のどこにでもいる?ような男子高校生の頭の中はこんな感じだ!クドカン初読みでしたが、撓った腕から下駄が飛んできたような青春ものでした。ビートたけしのオールナイトの影響は大きいわ。毎週聴いてた。私の受験勉強中は谷村新司の「暗い過去コーナー」が一番だった。その当時、理解できなかった事が理解できるようになったのは大人になった証拠でしょうか…。共学校に入ったのに何で男子だけのクラスなんだよ!とガッカリした事思い出した。そんな自分の時と重ね合わせて読了。2020/07/19
★YUKA★
47
くだらな~い 笑 (良い意味で。)でも、さすがクドカン、細かい所がかなり面白いですヽ(´▽`)/2014/06/19
kimi
35
面白すぎて、待ち合わせしてた相手が1時間半遅刻してきたことも忘れて笑いながら読んでいました(*´`)白鳥おじさん。。2015/06/21