文春文庫<br> 午後からはワニ日和

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文春文庫
午後からはワニ日和

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167801779
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

平和な動物園から「怪盗ソロモン」の貼り紙と共にイリエワニ、続いてミニブタが盗まれた。僕は獣医の鴇先生と事件解決に乗り出す。

内容説明

「イリエワニ一頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」凶暴なクロコダイルをどうやって?続いて今度はミニブタが盗まれた。楓ヶ丘動物園の飼育員である僕(桃本)は解決に乗り出す。獣医の鴇先生や動物園のアイドル七森さん、ミステリ好きの変人・服部君など、動物よりもさらに個性豊かなメンバーが活躍する愉快な動物園ミステリ。

著者等紹介

似鳥鶏[ニタドリケイ]
1981年千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

298
読メともだちのMさんがこのシリーズを読んでいらっしゃったので興味を覚えた。なにせキュートな動物園ミステリなもので、ゆるい。それ故、物語が佳境に入るまではのんびりしている。独特のユーモアで読ませるものの、はっきり言って眠い。通勤バスの中ではついつい寝てしまって、読み終えるのに何日もかかってしまった。しかし中盤以降、話が佳境に入ると眠気も吹っ飛びグイグイ読ませる。後半は一気読みであった。ミステリとしてなかなかの出来です。続きも読みたい。2016/04/13

takaC

277
ずいぶんドタバタしてて文字もびっしりでやや疲れた。シリーズ化してて全部家にあるはずだからこの機会にまとめ読みしておこうかと思う。2017/11/14

射手座の天使あきちゃん

250
う~ん、タイトルほどの意外性は無かったかも? な~んて言うと怒られますね(笑) 登場人物の個性が光るキャラ読み小説でした 【飼育員のうち「動物好き」と呼べる人は二割、あとの三割は動物マニア、残りの五割は動物バカ】この一文ウケるw!! (^_^)v2013/09/27

小梅

236
初読み作家さん。動物園ミステリーシリーズ1作目。3作まで出てて、タイトル買いして積んでました。動物園の飼育員って常に動物の事を考えてるんだろうな…其々のキャラが立ってて良かったです。作者のあとがきが面白かったです。シリーズを続けて読みます。次は「ダチョウは軽車両に該当します」です。2017/03/09

まりも

231
動物園ミステリー。ワニ、ミニブタ、雌の孔雀と金銭的な価値の無い動物たちが何故盗まれたのか。ミステリーとしては緩めで割とあっさりしていたけど所々で動物に関する知識が入ったりするので飽きることなく読むことが出来ました。どれだけ愛情を持って動物に接しても法律上は「器物」であり見方次第ではモノになってしまうという事実と七森さんの苦悩が印象的。主人公と鴇先生のコンビも良い感じだったし今後も楽しみです。2014/12/04

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