出版社内容情報
矛盾を内包する国アメリカで、何が起きているのか? 政治、映画、音楽、TVなどの題材から浮かび上がる、いびつな超大国の実像。
内容説明
エキセントリックなセレブや奇人が絶えることなく出現し、コミックのヒーローの死にすら政治状況が反映され、宗教が科学をも否定する…。そんな「新聞やテレビが報道しない」おかしなアメリカの実像がここに!広すぎ、深すぎ、奇妙すぎるこの超大国を、映画、TV、政治経済、音楽など様々な面から切り取った刺激的コラム集。
目次
1 Living in America
2 American Nightmare
3 Taking Care of Business
4 Rock in The USA
5 Culture Wars
6 Boob Tube
7 Celebrity Meltdown
8 Nippon Daisuki!
9 American Dreamers
著者等紹介
町山智浩[マチヤマトモヒロ]
昭和37(1962)年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌『映画秘宝』を創刊した後に渡米。現在はカリフォルニア州バークレー在住。コラムニスト・映画評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミカママ
76
アメリカつながりで池上彰さんに次いで読んでみたんだけど、内容は180度違う感じ?アメリカで起きたB級、C級ニュースをコラムにした雑誌の連載だったようで。少々Outdate気味だとはいえ、私も大好きだった「Little Miss Sunshine」や「Waitress」の映画の話題を再び読めたり。スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツは熱烈不倫してて、んでそのウキウキ感を、スヌーピーに語らせたりしてたんだ、とか、目がテンになるようなエピも満載で(信ぴょう性は?ですが)うれしかった。いや~楽しかったです。2015/02/05
hit4papa
59
町山節炸裂のアメリカンコラムです(どの本も炸裂してるんだけど)。ウソのようなマコトの下世話なテーマは著者の独壇場ですね。2004年から2008年ぐらいのオモシロネタがテーマ毎にまとめられています。まだ記憶に新しく、あーあった!みたいな話題も。日本では観られない映画(公開しても人こなそう)、日本では読めない本(翻訳しても読まなそう)の紹介に興味がひかれます。文章がスキッとまとまっていて作文の参考になるでしょう。かの国のノンフィクションやリアリティ番組が嘘だらけってのが面白いですね(若干、ショックかも)。2019/07/09
ヴェネツィア
34
こんなアメリカや、あんなアメリカといったアメリカン・コラム集。驚くばかりに多様な今のアメリカの姿が活写されている。これを読むと、アメリカ人というのは変な存在に見えるが、アメリカ人がこんな風に相対化されているように、実は日本人もまた変なのだということがよくわかる。2012/02/15
gonta19
25
2011/12/6 Amazonより届く。 2012/10/30~11/10 町山さんが週刊現代、サイゾー、TVブロス、クロスビートなどに書いたものを纏めたもの。ホントにアメリカ人って賢いようでトンデモナイ人々が沢山いるんだよな。そんなアメリカ人に対する町山さんのツッコミ方、大好きです!2012/11/10
りり
20
町山さんのコラム集。まるで子供の頃に読んだ、飛び出す絵本みたいだ。しかもこの絵本の登場人物たちはしゃべるは歌うは叫ぶは、あげくのはてには喚き散らしながら銃もぶっ放つときたもんだ!これがナマのアメリカなんだろうね。老いも若きも主張してナンボ、それがアメリカ(>人<;)。2015/01/28