出版社内容情報
王子で、狐面を着けた花嫁装束の女性が殺され、南町奉行根岸鎮衛は、手下の栗田と坂巻と共に調べにあたるが。待望のシリーズ再開。
内容説明
王子の扇屋で祝言をあげる直前の花嫁が失踪。しばらくして装束榎のそばで、狐面をつけて胸を血で染めた別の若い花嫁装束の女の死体が見つかる。ほどなく、江戸の各地でも同じような殺しが―。栗田と坂巻の名コンビが帰ってきた!南町奉行・根岸肥前守が江戸の怪異を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ、いよいよ再開。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
25
今までと違う出版社、同じシリーズなのに紙の感じが違って違和感が(^^;そんなことも読むに含まれてたのね(@_@)今作は、お話しの結末が悲しすぎでした(>_<)2016/07/12
baba
22
お馴染み根岸肥前守が怪異を解明する。途中で小さな事件を織り込みながら大きな事件へと興味を持たせて繋がっていく。松平定信との交流や肥前守の人柄などに触れながらの人情裁きにサクサクと面白く読む。2016/02/28
たち
17
狐の面をつけた稲荷の巫女たちが、次々と殺されていく事件と同時進行で江戸の町に起こる怪異が面白かったです。特に「人が犬を」の真相が笑えました。ただし、最後にわかる巫女殺しの真相は哀れで救いがなかったかな・・・。2016/01/19
Hugo Grove
15
うーん、動機が弱い。最後もちょっと拍子抜け。でも犬の話は面白かった。ご近所には絶対住みたくないけど。2017/11/25
猫ぴょん
13
後味が悪い~と言うか悲し過ぎると言うか。 名奉行をもってしてもどうしようもない事ってあるのね。 「その後」を思うとイチバン良い結末なのかもしれない。 やるせないな~~~~~。2018/08/22