出版社内容情報
探偵という仕事の中身を知る人は少ない。現役探偵が男女の愛憎事件から失踪人やストーカー調査まで具体例を豊富に実態を明かす。
内容説明
夫の愛人にナイフで切りかかった妻、母娘の涙の再会、大学助教授痴漢冤罪事件、ヤクザからの奇妙な依頼など、探偵生活４０年の著者が経験した闇世界を洗いざらい明らかにする。ひと口に探偵と言っても、世界中にはホテル探偵、霊感探偵、コスプレ探偵など風変わりな探偵も。この一冊であなたも探偵業界の事情通になれる。
目次
第１章 男と女、愛憎の事件簿―現役探偵の調査報告書１
第２章 探偵という仕事
第３章 探偵も千差万別
第４章 千客万来、さまざまな依頼人―現役探偵の調査報告書２
第５章 調査の実際
第６章 調査依頼をする前に
著者等紹介
小原誠［オハラマコト］
西新宿に探偵社を構える「オハラ調査事務所」所長。失踪人、浮気、企業信用、迷惑人物特定調査、ネット被害対策など、企業、個人のさまざまな調査依頼に応え、４０年以上の実績を誇る。メディアへの登場多数。社団法人日本調査業協会・組織拡大委員長、東京都調査業協会・専務理事・教育研修委員長を務める。内閣情報調査室、防衛省、警察ＯＢなどとも交流があり、ＷＡＤ（世界探偵協会）のメンバー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らなん
9
探偵事務所長の方が、探偵について書かれた本。不倫、交通事故、失踪者など種々の実際にあった仕事のことや、探偵を頼む際の心得、探偵の仕事内容等々興味深かった。驚いたのは、探偵の養成学校が存在していて、そこを経て探偵職をされている人がいるということ。ドラマ以上にドラマな毎日なんだろうな。アッという間に読了した。2019/03/24
大泉宗一郎
4
探偵小説を読むという志を持ちたる者、探偵の素行を心得ずして読めるか！ という動機から手にとった、本物の『探偵小説』。報告書作成から得た技なのか、生来授かった才能なのか、文章も表現に富んでいて、拾い上げてゆく事件の内容はまさに短編小説という感じです。探偵をミステリという枠だけの登場人物に留まらせておくのは、能がないということを痛感しました。それで登場したのがハードボイルドなのでしょうか？ 裏事情なども顔を覗かせ、新しい世界への窓口の役割を果たすと同時に小説の魅力も備えていて、存分に楽しませていただきました。2013/05/28
YnariY
1
友達から貰った本 推理小説かと思ったら、現役探偵の書いた本。 どんな依頼があるのか、どんな探偵屋があるのか、 選び方なども紹介してある。2010/06/10
sonsan
0
ちょっと物足りない。刺激不足。５点。2014/03/25
ハザマー
0
探偵稼業も忍耐有り、人情有り、悪徳家業のも耳にするが、多岐にわたる依頼に人間性も出るんですね。 向き不向きは、凄くある職種ですね。2022/06/28
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