出版社内容情報
日本代表選手の技量、監督の指揮力、メディアや協会の体制、サポーターの意識など、日本サッカーの総合力を草創期から徹底検証。
内容説明
岡田武史監督の言う「ベスト4」は希望的観測ですらない。プロリーグ発足、W杯共催でサッカー大国に名乗りをあげたはずの日本だが、南アW杯の結果次第ではサポーターの支持を一気に失うことさえ考えられる。世界のサッカーに通じたジャーナリストが、日本サッカーの現在を冷静に分析し、明るい未来への展望をリポートする。
目次
第1章 南アフリカの日本代表(ここがJAPANサッカーの分水嶺になる;「ワールドカップベスト4進出」ということの意味;日本代表を日本化させるとどうなるのか?;情報に惑わされてはいけない。ピッチに立つ人間の正体を知ることが重要なのだ;代表チームというより、岡田監督のクラブチーム)
第2章 JAPANサッカーの今日と明日(サッカーから日本が見える;スペインサッカーとのパートナーシップ協定でメッシが生まれるか?;カタカナ言葉が日本のサッカーをダメにする;鹿島は勝たなくてはならない;Jリーグの出世頭は出すぎた杭? ほか)
著者等紹介
熊崎敬[クマザキタカシ]
昭和46(1971)年、岐阜県出身。明治大学卒業後、「サッカーダイジェスト」「Sports Graphic Number」の編集部を経てフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
7
2010/5/28 Amazonより届く 2010/5/31~6/1 アジア代表のワールドカップでの戦績から岡田監督のベスト4がいかに難しい目標か、と論じているのは説得力がある。ただ、まあ「ベスト4」発言についてはいろんな意図もあると思いたい。 世界でも有数の資金をもつJFAに対して、マスコミや我々はもっともっとモノ申さないといけない、という意見には大賛成。そういう意味でもツイッターはブログ以上に影響力を持てるのではないか。2010/06/01
Yスキー
6
オシムのすごさと、岡ちゃんのダメさがなんとなくわかった。岡ちゃんというか、協会かな。真似ばっかじゃあかんってことだね。2010/05/12
山田太郎
2
面白かったといえば面白かったけど、どっかのブログでも読めそうで、買ってまで読むほどでもなかったかと思った。2010/05/09
うたまる
0
「いまの日本代表の問題は、日本らしさが過度に凝縮されているところにあるのではないだろうか。日本化こそ勝利への近道と考える岡田監督は、放っておいても日本的なプレーをする日本代表に、もっと日本の良さを出せと指導している。ひたすら走り続け、止まっていてもいい場面でも走り続ける。1対1の勝負を避け、俊敏に動きながらボールを扱う。選手たちは自己犠牲の精神を発揮し、守備陣は攻め、攻撃陣は必死に守る。その結果、日本の長所はそっくりそのまま短所に変わってしまった」2012/01/03
ヨーイチ
0