内容説明
殺人の罪で服役後、極道の世界に飛び込んだ“とっぱくれ”(はねっ返り者)村上義一。組織内での栄達をひたすら目指すが、幼少から慕っていた兄貴分の美山と親分・松原との間で、徐々に微妙な立場に立たされてゆく―。高度成長期の神戸を舞台に、まっすぐに生きようとした男の姿を鮮烈に描く。
著者等紹介
浜田文人[ハマダフミヒト]
1949年生まれ、高知県出身。関西大学法学部卒。フリーランスの記者として新聞、週刊誌などに寄稿。2000年、『公安捜査』を発表し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。