文春文庫
ブランドのデザイン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167753399
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C0195

内容説明

時代を超えて人々から愛されるブランドには、記憶に残る明確なイメージがある。確固たる世界観を持ち、そのうえで時代の動きをシャープに捉えて表現される「ブランドのデザイン」とは―。サントリー、キユーピー、資生堂、無印良品を取り上げ、ロングセラー・ブランドの放つ魅力の核心を探る野心作。

目次

1 ブランドをデザインする要件とは
2 ブランドとデザイン(“蓄積に基づいた技術力”と“時代に合ったデザイン力”―サントリー「伊右衛門」;“自らの美学”と“受け手の共感”―サントリー「ウーロン茶」;“揺るぎない伝統”と“絶えざる革新”―キユーピー「キユーピーマヨネーズ」;“歴史的な哲学・信条”と“現代的な物語性”―キユーピー「キユーピーハーフ」、資生堂「マジョリカマジョルカ」 ほか)
3 クリエイター・インタビュー(秋山晶(株式会社ライトパブリシティ・コピーライター)
安藤隆(株式会社サン・アド・クリエイティブ・ディレクター)
葛西薫(株式会社サン・アド・アート・ディレクター)
永井一史(HAKUHODO DESIGN・クリエイティブ・ディレクター) ほか)

著者等紹介

川島蓉子[カワシマヨウコ]
1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。1984年、伊藤忠ファッションシステム株式会社入社。ファッションの視点から消費者・市場の動向を分析し、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの企業とのブランド開発・デザイン開発のプロジェクトに携っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すぎえ

13
商品やサービスを通じて生じる抽象的なイメージと企業文化とか哲学も入ったりした曖昧模糊なイメージの総体がブランド。ルイ・ヴィトン、無印良品、キューピーマヨネーズって聞いたときに『○○らしい』って感じるものがブランドなんだと改めて思ってみた。ぶれないと同時に時代の変化に合わせるとか名店、名門のブランドづくりの必須要件みたいのはとてもしっかり説明されていた。具体的な例示もされていてふーんって感じでした。ブランドの発信したい側のメッセージ性が気になるようになる本である。ちょっとまじめ本だな。2010/03/17

3syk

2
「企業」や「商品」がブランドとして形成される為に必要な要素、概念を実際の優良ブランド事例を基に解りやすく解説してくれている本です。どちらかというと、広告デザイナーからみた視点なので、企業側のヒトが見たら「解っているけど…」という痛い指摘が目白押しです。しかし「企業」や「商品」と世の中との幸福な関わり合いに立ち返るには、とても良い事例集でもあります。「ブランド」リテラシーとして入門書的に読むぐらいがいいですね。2009/05/15

skmt_hs

2
事例が多くわかりやすいが、内容はやや漠然としている。テーマ的に仕方ないかもしれないけど。2009/02/20

くに1973

0
新しく物事を始める際、物事を大きく変えるには、必ず読み返すべき1冊。2017/01/31

toki12

0
伊右衛門の、竹筒の水筒イメージ2015/05/10

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