文春文庫
蒼火

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167744021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

わしは、そのとき、蒼い炎を初めて見た。人を殺した者は蒼火を背負うというぞ―。江戸で相次ぐ商人殺し。彼らは皆、死の直前に間もなく大きな商いが出来そうだと周囲に話していた。まるで何かに憑かれたように凄まじい一太刀で人を殺め続ける男の正体を周乃介が追う。江戸の闇が艶かしく迫る大藪春彦賞受賞作。

著者等紹介

北重人[キタシゲト]
1948年、山形県酒田市生まれ。仲間とともに建築・都市環境計画の事務所を設立。長く、建築やまちづくりにかかわる。1999年、「超高層に懸かる月と、骨と」で第38回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2004年、「夏の椿」(原題「天明、彦十店始末」)が松本清張賞の最終候補となり、同作品でデビュー。2007年、『蒼火』で第9回大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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