内容説明
磨き抜かれた、切れ味鋭い短編に酔う…そこに、ミステリーの醍醐味がある!岩井志麻子、恩田陸、篠田節子、高村薫、馳星周、山田正紀各氏と、今はなき山田風太郎氏が、「最も好きな自作の短編」と「最も好きな他人の短編」を選出。創作にまつわる書き下ろしエッセイも加えた、他では実現できない豪華アンソロジー第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
5
山田正紀の作品が収録されているので購入。 もっとも何が収録されているのか分からなかったのだが、既読作だった。 知っていれば購入しなかったのに。 非常に幅広い作品が集まってます。 一番のインパクトは「ひかりごけ」だろうけど、どの作品もそれなりに興味深く読めました。 492ページ 2012/04/18
ジャム
4
人気作家が自分の作品の中で好きな短編と他の作家で好きな短編を紹介する正に粒ぞろいのアンソロジー!特に独特の唄が頭から離れなくなる岩井志麻子の「魔羅節」、名前の出ない御手洗潔も登場するラジオタイムリミット暗号ミステリーの島田荘司「糸ノコとジグザグ」、仲間の肉を食らって生き延びた船長の話を戯曲風で迫真に描く武田泰淳「ヒカリゴケ」、様々な解釈がある(ネットで検索して驚き)孤島に取り残された兄妹を描く夢野久作の「瓶詰の地獄」などが印象に残りました。2016/10/31
KAZOO
3
どちらかというと異色なミステリー作家が異色な作品を自己のベストミステリーといっています。この中で純粋ミステリー作家は高村女史だけだと感じるのですが、高村さんの選んだものも武田泰淳の「ヒカリゴケ」という作品です。結構読んだものがあり、それなりに面白いのですがこのシリーズの中では本当に異色です。2013/06/24
まままま
2
「青らむ空のうつろのなかに」での豚と青年。「痩牛鬼」での牛と少年があまりにも印象的でした。(*_*)2018/09/05
non
1
考えさせられる作品が多い。2014/01/05