文春文庫
女優

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167717629
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人気絶頂のときに突然失踪、同居していた姪の自分も捨てて隠遁生活を送っている女優、叶紅子。シナリオライターの仕事に行き詰まりを感じ、失踪以来会ったことのない紅子を訪れた奈三子は、生まれながらに「女優」である伯母、紅子の壮絶な生き様を見せつけられる―人気脚本家が描いた究極の女優像とは。

著者等紹介

筒井ともみ[ツツイトモミ]
昭和23(1948)年東京生まれ。成城大学卒業後、シナリオを書き始め、平成8年「響子」「小石川の家」で第14回向田邦子賞受賞、13年以降選考委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

55
真の役者という人間の本質を少しだけ垣間見れたのかな?と思える一冊でした。読み進めてみて、あらすじにはそれ程の盛り上がりもなく、読み手側にも感情の高ぶりなどは感じなかったのですが、女優紅子の女優としての演じ方や役と同一化してしまうような気迫に圧倒される部分はありましたね。しかも、女優として演ずる事に対しては力強さを感じましたが、本名の紅子はかなり弱い存在なんだと思ってしまい、人生をすべて演者として生きているのだろうなと感じました。そして、風吹ジュンさんの解説も彼女らしく書かれていて面白かったですね。2016/05/14

バーベナ

4
女優としての紅子を知れば知るほど、分からなくなる。筒井さんの名前を初めて見たのは特撮の『宇宙刑事』。なんてキャリアが長いんだろう。2017/06/22

kyomimimi

1
図書館。 作者の子どもの頃に同居していた叔母さんや、当時の舞台や、今のシナリオライター業やら、色々なとこらから少しずつ繋ぎあわせて紡がれた物語に思う。 続きが気になって気になって読み進んだ。読み終わっても続きが気になる。2020/01/22

高麗(こま)

0
「………」な、、、。なんだ、この疲労感、、、。なんだ、この宙ぶらりんな感じ、、、。2013/05/17

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