内容説明
人気絶頂のときに突然失踪、同居していた姪の自分も捨てて隠遁生活を送っている女優、叶紅子。シナリオライターの仕事に行き詰まりを感じ、失踪以来会ったことのない紅子を訪れた奈三子は、生まれながらに「女優」である伯母、紅子の壮絶な生き様を見せつけられる―人気脚本家が描いた究極の女優像とは。
著者等紹介
筒井ともみ[ツツイトモミ]
昭和23(1948)年東京生まれ。成城大学卒業後、シナリオを書き始め、平成8年「響子」「小石川の家」で第14回向田邦子賞受賞、13年以降選考委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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