出版社内容情報
「猫は照明を1日12時間以上あてると、年3回は産める」。ペット流通の闇を暴いた『犬を殺すのは誰か』から約10年。犬に続き、空前の猫ブームではじまった増産態勢。「かわいい」「いいね」の裏側で消えてゆく命。信念の取材が暴く、人間の愚行と、理不尽な社会。
内容説明
「カワイイ」と「いいね!」の残酷な裏側。ビジネスと日本人の“好み”に翻弄される命たち。「改正動物愛護法」成立の舞台裏も収録!
目次
第1章 猫ブームの裏側、猫「増産」が生む悲劇
第2章 「家族」はどこから来たのか、巨大化するペットビジネス
第3章 「骨抜き」の12年改正、あいまい規制が犬猫たちの「地獄」を生む
第4章 ドキュメント改正動物愛護法―前編 環境省は「抵抗勢力」なのか、19年改正を巡る「攻防」始まる
第5章 ドキュメント改正動物愛護法―後編 8週齢規制ついに実現、犠牲になった「天然記念物」
終章 「家族」になった犬、そして猫
著者等紹介
太田匡彦[オオタマサヒコ]
1976年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。2001年朝日新聞社入社。経済部記者として流通業界などの取材を担当した後、AERA編集部在籍時にペット流通の取材をはじめる。文化くらし報道部などを経て、19年から専門記者として特別報道部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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