出版社内容情報
50歳を前に突然夫に急死された世間知らずの女主人公が、生さぬ仲の息子との遺産のトラブルに。老後の自立、そして女の幸せとは。
内容説明
一流会社を辞め料理の道を選んだ甥や、近くに住む義弟たちの献身的な協力で、奥浜名のはるみのペンションは、ようやく軌道に。だが、変わった宿泊客たちや、姪の結婚と、安穏に暮らすつもりのはるみの周りは、なかなか落ち着かない…。夫婦とは?家族とは?ペンションに集う女性たちを通して描く、さまざまな幸せのかたち。
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。テレビドラマ、芝居の脚本の数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
19
上巻ほどの面白さが感じられなかった。失速気味2019/12/16
YOUCO19
3
嫁姑、一人息子と母親の関係、夫婦とは、かなり過激なところもあったけど40年前でも今とたいして変わらなところが面白い。著者にしてみれば「今の若い男は草食系」が不満そう。これって昭和54年のことなんだよな、当時からそうだったのか。しばらく著者の描く家族像、追っかけてみたい。2018/02/04
るんるん
2
時代背景は今とは大分違うけれど、家族との付き合い方について勉強になった。2014/10/27
こばまま
2
人生いろいろ、何が起きても自分をしんじるしかない。2012/12/02
トーゴ
2
久しぶりに読んだ平岩弓枝、やはり昭和の香りがぷんぷん。嫁と姑、家族のゴタゴタを書かせたら、うんざりするほど上手。2012/09/14