文春文庫
毒蛇の園

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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167705770
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

惨殺された女性記者。酒場で殺された医師。刑務所で毒殺された受刑者。刑事カーソンの前に積み重なる死―それらをつなぐ壮大・緻密な犯罪計画とは?緊迫のサイコ・サスペンスと精密な本格ミステリを融合させる現在もっとも注目すべきミステリ作家カーリイの最新傑作。

著者等紹介

カーリイ,ジャック[カーリイ,ジャック][Kerley,Jack]
ケンタッキー州生まれ。コピーライターとして20年のキャリアを積んだのち、2004年、『百番目の男』で作家デビュー

三角和代[ミスミカズヨ]
1965(昭和40)年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

119
この作者を少し読んでみようと思い、1作目の次に第3作を先に読んでしまいました。まだあまり訳されていないので評価はあまりわかりませんが、この作品の内容はまさしく題名通りです。好き嫌いが分かれるかもしれません。最近はこのような傾向が海外ミステリーに多くなっている気がします。読むのに私はかなりエネルギーを必要としました。2015/11/25

猿吉君

83
カーソン3作目、毎回酷い目に遭うカーソンが可哀想になって来ます。①とはいえ恋愛関係はお盛ん、それは良いけどダニーが前作を読んでいるとちょっと悲しい。②敵とか犯人とかが後半ちょっとあっさり、でもオチにはびっくりしました。③こういう方向性でも書けるんだぞという作者の意気込みは感じました。が、お兄さんはチョイでも出ていた方が良いのかも。④今回も私はハリーの活躍に胸が躍りました、そして老刑事の大奮闘、こういう展開はたまらなく好きです。点数80/100→面白かったけど前作が良過ぎてそれよりは若干パワーダウンか。2021/03/19

オーウェン

59
記者の惨殺事件から始まるシリーズ3作目。 カーソンとハリーが事件の行方を追う中、逃亡犯とされるルーカスの逃亡劇も並行して描かれている。 今作は兄のジェレミーが出で来ないので、代わりにルーカスが入れ込まれたのだろう。 1,2作目と比べてインパクトが弱いのだが、オーソドックスな警察ものになっている気がする。 とはいえ危ない家族が主軸になっているのはすぐに分かるし、カーゾン自身も家族に葛藤を抱える始末。 単なる揉め事のためと思っていた刑事コンビが意外な顔を見せる変化は楽しめた。2023/05/01

*maru*

53
カーソンのパートナー(女性の方)は毎回変わる設定なのかしら?何だかそれも嫌だわ。クレアは好きだけど。さて、兄不在のシリーズ3作目。何から書けばいいのかわからなくなるくらい盛り沢山な内容なので、諸々のアレは省略するが…「狂ってるわー」感想はこの一言に尽きる。見事な狂いっぷりで最後は笑えてきたし、もう最高。どうしてもサイコパスやソシオパス方面に引っ張られてしまうが、カーソンとハリーを筆頭にいろんなバディの形があって、それもこのシリーズの魅力のひとつ。いよいよ次は『ブラッド・ブラザー』。楽しみすぎる。2020/03/04

眠る山猫屋

52
カーソン・ライダー第三作。サイコなお兄ちゃんは登場しませんが、面白かった!ミスリードには今回も引っ掛かってしまいました。今回は富豪一族の闇に巻き込まれたカーソンとハリー、他にも二組ほど警官コンビがでてきますが、これがなかなか・・・。謎の男ルーカスや富豪一族の葬られた兄弟たちの悲哀やクレアの想いなど、キャラクターも描かれていて引き込まれましたね。比べて悪意にまみれた面々はクランデル以外書き込みがあっさりしていましたけどね。2016/06/08

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