内容説明
自動車旅行中、小さな、美しい街に迷い込んだ一組の夫婦。だが、「ロックンロール・ヘヴン」という名のついたその街はどこかおかしい。なぜ、住民が皆、見たことのあるような人たちばかりなのか…?ロック&ホラーの傑作として名高い表題作をはじめとする全6篇を収録。鮮烈な描写、後を引く余韻。キング節が冴え渡る。
著者等紹介
キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州に生まれる。「IT」「ミザリー」「グリーン・マイル」他、数々の名作を発表、現代最高の物語作家として世界的な声価を誇る巨匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
136
短編集“NIGHTMARES & DREAMSCAPES”2冊目の本書にはよくある話だったり、またふとしたことで頭に浮かぶふざけ半分のジョークのような思い付きのようなネタが収められているが、そこから肉付けしてエピソードを継ぎ足して立派な読み物にしている。個人的ベストは「自宅出産」。ファミリードラマ風の展開から一転してホラーに、そして意外な結末へ導かれる奇妙な女細腕奮闘記、キングにしか書けないだろう。これほど物語を紡ぎながらも心の奥底にある恐怖を独特のユーモアを交えて掻き立てるキングの筆致は衰えを見せない。2021/09/01
未来
74
『いかしたバンドのいる街で』は、スティーヴン・キングの想像力の振れ幅を静かに味わえる短編集です。恐怖だけでなく、音楽や日常の隙間に潜む不安、人の心の歪みが丁寧に描かれています。派手な怪異よりも、気づけば背後に忍び寄っている感情の怖さが印象的で、読み終えたあとも余韻が残る一冊です。2025/12/25
トムトム
21
道に迷ってたどりついた街。なんとなく見覚えのある人がいるなと思ったら、全員すでに亡くなっているロックスターだった!毎日ロックコンサートはいやだな。逃げたい…2019/08/11
とも
20
「Nightmares & Dreamscapes」4分冊の2冊目。 ある作家について語る「献辞」がよかった。現実とおとぎ話の中間、ドロレスぽい。どうやらドロレスの習作とのこと、どおりで。 全体的に、洗面台から指が…や空からヒキガエルが…など思いつきぽいアイデアを筆力で形にしたような話しが多い印象。2025/04/17
眠る山猫屋
18
久々のキング短編小説を再読。『献辞』は『痩せゆく男』を思わせ、表題作ともども厭な感覚を刺激してくる。『自宅出産』のウジムシほどではないにしても。全体的に厭~な雰囲気が巧みに肌を刺激してくるようだった。2016/02/18
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