出版社内容情報
戦勝気分に酔う青年将校たち、しかし天皇の意志は固く——
「兵に告ぐ。勅命が発せられたのである、既に天皇陛下の御命令が発せられたのである」日本を震撼させた4日間は、悲劇の終幕へ
担当編集者より
尊皇討奸を合言葉に昭和維新を夢見た叛乱将校たち。しかし、重臣を惨殺された天皇の怒りは激しいものだった。日本を震撼させた4日間は、天皇の強固な意志と奉勅命令のトリックで、一挙に終幕を迎える。「兵に告ぐ。勅命が発せられたのである。既に天皇陛下の御命令が発せられたのである」——絶望と混乱。叛乱将校らの運命は。
内容説明
尊皇討奸を合言葉に昭和維新を夢見た叛乱将校たち。しかし、重臣を惨殺された天皇の怒りは激しいものだった。日本を震撼させた四日間は、天皇の強固な意志と奉勅命令のトリックで、一挙に終幕を迎える。「兵に告ぐ。勅命が発せられたのである。既に天皇陛下の御命令が発せられたのである」―絶望と混乱。叛乱将校らの運命は。
目次
2.26事件4(奉勅命令;崩壊;特設軍法会議)
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第5回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去。98年8月、北九州市に「松本清張記念館」が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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